【ウェアラブル/IoT元年】 第3のネットワーク端末「コネクテッド・カー」を読み解く〔2〕
ポスト・スマホ/タブレット時代を予測する、全米家電協会調査部のスティーブ・コーニング・ディレクター(筆者撮影)

〔1〕はこちらをご覧ください。

「スマートフォンもタブレットも2014年は1桁成長に転落する。先進国ではもはやスマホやタブレット販売に頼ることはできない」

この厳しい予測を口にしたのは、全米家電協会調査部のスティーブ・コーニング(Steve Koenig)ディレクターだ。

1月初旬、米国で最大級の展示会となった国際家電見本市(CES)がラスベガス市で開催された。開会に先立ち、全米家電協会(CEA)は毎年、情報家電の市場統計を発表する。14年1月5日、ラスベガスのベネチアン・ホテルには、その統計分析を聞きに、私を含め世界中からメディアが集まっていた。

2014年、ポスト・スマホ時代に踏み込んだ先進諸国

まず、時間を1年さかのぼろう。2013年のCEA統計予測では、パソコンやテレビ、ファックスやDVRなど伝統的なハイテク家電の出荷台数が軒並み前年割れとなり、世界のハイテク市場を支えるのは「スマホとタブレットだけ」との分析結果が発表された。

その予想通り2013年はタブレットが前年比30%、スマートフォンが同27%と出荷台数を伸ばし、逆に伝統的なハイテク製品はテレビも含め前年の出荷数を下回った。日本だけでなく、米国や西欧諸国、韓国などもスマホとタブレット依存の構造は変わらない。

そうした状況にもかかわらず、今年の統計予測ではスマホやタブレットの販売も息切れを起こすとCEAは予想する。牽引車だったスマホやタブレットが売れなくなったらどうなるのか---そんな議論をする余裕もなく、日韓欧米は「ポスト・スマホ」時代に突入した。

通信事業者もディバイス・メーカーもネット事業者も、次に売るモバイル端末を探さなければならない。スマホ、タブレットに続く「第3のモバイル端末は」なにか---少なくともアップルは「コネクテッド・カー」に、その回答を求めている。

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