永田町ディープスロート

家入一真『広報担当』新田哲史が中から見た「選挙イノベーションへの道」【最終回】僕らの戦いは"惨敗"だったのか?

2014年02月15日(土) 新田哲史
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選挙結果を受け、六本木のクラブで挨拶する家入(撮影・武藤裕也)

薄暗いナイトクラブ店内にあって青白く光り輝くテレビ画面に、侍姿の岡田准一が写し出されていた。東京都知事選の投開票を迎えた2月9日、NHKは特別編成を組み、大河ドラマ「軍師官兵衛」の総合でのオンエアを通常より45分早い午後7時15分に開始。都知事選の特別報道番組が8時から始まろうとしていた。

全てを受け入れたように穏やかな表情

我が陣営は六本木にある都内最大級のクラブ「CLUB SIX TOKYO」で選挙結果報告イベント「エレクションナイト」を開催した。選挙資金を集めるためのクラウドファンディングに参加した寄付者であれば入場することができる仕組みで、選挙や政治を身近に感じてもらおうという今選挙戦の集大成となる企画だった。

クラブ店内のテレビにNHKが写し出されることが場違いに思えるだけでなく、ナイトクラブで投開票結果を見守ることイベント自体、おそらく日本の選挙史上初めてだったのではないだろうか。

午後8時、番組開始と同時にニュース速報のチャイムが鳴った。「東京都知事選で舛添要一氏が当選確実」---。

選挙情勢を巡る世論調査や報道から、舛添氏圧勝は予想通り。それでもダンスミュージックがすでに切られていた店内の空気がため息で重くなった。家入は、これまでの人生でも味わったことのない緊張を隠せず、会場入りがやや遅れた。しかし20分ほどして登場し、お立ち台の上で記者会見に臨んだとき、全てを受け入れたように穏やかな表情だった。

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