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第3部 入院するなら個室ベッドがいいけど医療保険は浅く広くカバーか、「がん」に特化がトクか
完全保存版 いらない生命保険、怖い医療保険、ムダな介護保険

医療保険、またがんに特化したがん保険には各社さまざまな商品があり、保険のなかでもとくに素人が選ぶのが難しいジャンルだ。

だが、現役世代の30代、40代から、すでに医療保険に加入していても、定期のものなどは60代で期間が終わってしまう場合もある。見直したほうがよいか、迷っている人も多いだろう。

ファイナンシャルプランナーで家計再生コンサルタントの横山光昭氏は、医療保険の見直しのポイントをこう話す。

「最近は掛け捨てでも内容の充実した医療保険が増えているため、たとえば3年前に加入したものを見直すと得をする場合があります。

通常は、保険に入り直すと年齢が上がった分、保険料が高くなるので、損だと思いがちですが、必ずしもそうではない。一度見直してみるとよいでしょう」

では具体的に、どのように充実した保険が登場してきているのか。多くの人にとって不安なのは、やはり死亡原因として多いとされる、がん、心疾患、脳血管疾患の「三大疾病」への備えだろう。

「そうした医療保険で人気が高いのは、オリックス生命の『新CURE』だと思います。掛け捨てで、シンプルな商品であり、保険料を抑えてあるのが特色です。安いのに保障が充実しています」(横山氏)

その保障内容を見てみると、三大疾病で入院した場合、支払日数を無制限で保障。保険料は40歳で加入した場合、入院1日につき給付が1万円のコースなら終身払いで月々4262円。その他の疾患の場合は給付日数が60日までとなるが、糖尿病、高血圧性疾患、肝硬変、慢性腎不全では2倍の120日までに増える。

よいがん保険の「見分け方」

横山氏はこう指摘する。

「60歳を超えてリタイアするけれども、貯蓄があまりないという場合は、やはりリタイア後も、医療保険に入っておいたほうがいいでしょう。

国には高額療養費制度というものがあり、自己負担金の上限を超えると、高額な医療費はのちに戻ってきます。過度に心配する必要はありませんが、貯蓄がないと自己負担金の支払いが不安になってきます。

一般的には100万円の医療費を使うと、窓口で支払うのは3割の30万円。所得にもよりますが、たとえば70歳未満の場合、のちに高額療養費制度で22万円弱が戻ってきます。本人の負担は8万円強ですが、一時的には30万円を用意しなくてはならない。