慎泰俊「プロフェッショナルの作法」

栗城史多【第1回】「ネット上で僕を叩いていた人が、山を登りきったときに『ありがとう』と言ってくれたことが衝撃でした」

冒険を共有し挑戦の火を灯す「チャッカマン」という仕事

2014年02月27日(木) 慎 泰俊
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栗城史多氏と慎泰俊氏

慎: 尊敬するプロフェッショナルの方に「仕事ぶり」をお伺いするインタビュー、第2弾は栗城史多さんです。まずはすごく初歩的な質問なんですが、栗城さんのお仕事は何ですか?

栗城: 僕のお仕事ですか、難しい質問ですね。何とか食べていっていたりとか、いろいろな人たちと関わって役目を果たせているので、それが仕事になっているのかもしれないですが……。職種ということじゃないですよね?

慎: あえて一言で言うなら何でしょうか?

栗城: そうですね、「チャッカマン」みたいなものですかね。僕はエベレストなどで「冒険の共有」ということをやっているんですが、それを共有した人たちが自分も何かやってみたい、チャンレンジしようと思ってくれたりするんですね。

山登りもいろいろなチャレンジと同じで、途中で天候が悪いから下山したり、それでももう一回やろうと思ったりと挑戦の連続です。なにか人のそういったものに火を点ける役目なのかなと思って、「チャッカマン」という言葉が今勝手に出てきました。

慎: だからこそ、動画撮影用の機材を自分で持って登ったりするのですね。単純に登るだけならもっと楽な装備もあると思いますし、そこが登山家というのではなく、「チャッカマン」ということなんですね。

次ページ 慎: では、そのチャッカマンに…
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