経済の死角
2014年02月11日(火) 

中央アジア地域初のカーボン・ニュートラル・マスタープラン「ジーラ・アイランド」

ジーラ・アイランドの完成イメージ(出所:www.ziraisland.com

文/ 石田和靖株式会社ザ・スリービー代表取締役)

カスピ海に浮かぶ"再生エネルギー都市"

2020年に向けたアゼルバイジャンの経済ポテンシャルはひと言ふた言ではなかなか語りつくすことができない。ユーロ~アジアに跨る通信・エネルギー分野のハブ的役割を担うことが、この国のミッションであり、国家プロジェクトとしていま注力されているテーマである。

アゼルバイジャンは、カスピ海から地中海への原油搬送ルート、2007年のBTCパイプライン(アゼルバイジャン~グルジア~トルコ)の開通をきっかけに経済環境が180度変わった。さらに旧ソ連の一員であるこの国では、社会主義から資本主義への移行により、一気にイノベーションが起こっているのだ。

首都バクーはカスピ海沿岸の都市であり、その名前は古代ペルシャの言葉に由来し「風が吹きつける街」という意味を持つ。そして今この地で建設が進んでいる「ジーラ・アイランド(Zira Island)」は、風力発電と淡水化プラントにより強力な電力を供給できる"再生エネルギー都市"として設計されている。

ジーラ・アイランドは、中央アジア地域では初のカーボン・ニュートラル・マスタープランである。カスピ海に突き出た人口400万人の大都市圏アブシェロン半島、その中央に位置するアゼルバイジャンの首都バクーの中心部から、カスピ海南方に約5キロメートルの距離にある島。そこがジーラ・アイランドである。

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