逆らう者は一族郎党すべて「処刑、処刑、処刑!」 狂乱の金正恩 幼児まで皆殺しの「凄惨現場」

2014年02月14日(金) 週刊現代

週刊現代経済の死角

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「汚物の血脈はすべて、わが国の神聖な土地から葬り去りました」

江原道では、張成沢一族の墓も暴かれ、先祖たちの遺骨まで焼却されたという。

腹をかばう妊婦にも容赦なし

このように、金正恩の残酷無比な執政は、やはり非情と言われた祖父・金日成や、父・金正日をもはるかに超えている。

ソウル在住ジャーナリストの金哲氏が語る。

「父・金正日が急死した時、正恩は弱冠28歳で、政治の経験も乏しく、自信がなかった。それだけに、父が急死した2週間後、朝鮮人民軍の最高司令官に就任して最初にくだした命令が、二人の将軍の公開処刑だったのです。

一人は、人民武力部副部長(副国防大臣)で、金正日総書記の喪中に酒を飲んだという罪でした。もう一人は、清津に駐屯している第9軍団の軍団長で、やはり喪中に買春を行ったという罪でした。この二人の場合は、『迫撃砲を使って公開処刑せよ』という命令をくだしたそうです」

これには朝鮮人民軍の猛者たちも、度肝を抜かれたことだろう。

昨年8月20日には、金正恩は元恋人の歌手・玄松月を始めとする芸能人9人を、平壌郊外の姜健軍官学校で公開処刑している。

「この時は、金正恩自慢の美人妻の李雪主が、無名の歌手時代に張成沢の愛人だったことを、玄松月らが言いふらしてしまったことが原因でした。これに激怒した金正恩は、'09年に自らが創設した銀河水管弦楽団のメンバー100人あまりを始め、処刑対象者の親族一同も、強制的に公開処刑を参観させました。

殺された9人の中には、出産間近の妊婦もいて、最後まで腹部をかばいながら、機関銃の弾丸を浴びたそうです。この9人はその後、参観者の目の前で火炎放射器を浴びせられ、灰燼と化しました。あまりに残酷な処刑に、失神した参観者が相次いだと聞いています」(前出・金哲氏)

昨年11月3日には、元山、新義州、平城、清津、沙里院など7都市で一斉に公開処刑が行われ、計80人以上もが殺された。しかも一部の都市では、「銃弾がもったいない」との理由から、大石で死刑囚の頭をかち割って殺すという手法がとられたという。

冒頭の強制収容所から脱出した申東赫氏が語る。

「金正恩がいまだにこのような蛮行を繰り返しているというのに、国連は何をしているのでしょうか。隣の民主国家である韓国や日本は、なぜ北朝鮮にストップをかけられないのでしょうか」

申氏が訴えるように、国際社会が一致団結して、この狂乱の独裁者追放を目指していくべきではないか。

「週刊現代」2014年2月15日号より

 

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