特集 13年訪日外国人旅行者1036万人 初めて政府目標を突破[観光立国]

2014年02月15日(土) 毎日フォーラム
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温泉旅館で日本の風情を楽しむ外国人観光局=秋田県仙北市の鶴の湯温泉で13年2月((C)Sake Brewery Tours)

その一つとして圧倒的に国際競争力を持つ日本酒が注目されている。全国各地の地酒の酒蔵は地域の中核で観光地に近いところも多い。観光庁は昨年、観光や酒造など関係業界と省庁、自治体、協賛企業による「酒蔵ツーリズム推進協議会」を発足。これまでに連携するプロジェクトを12件選定した。中には訪日旅行者の玄関である成田空港周辺の酒蔵を巡る観光タクシーもあり、英語で対応できるドライバーを配置している。

すでにリピーターが定着しているのが「サケ・ブルーワリー・ツアーズ」だ。英語通訳ガイドの中村悦子さんが、米国人ジャーナリストで「日本酒伝道師」を名乗るジョン・ゴントナー氏の協力で10年から行っている酒蔵と観光地を巡るツアーだ。

毎年1月から3月ごろ、山陰、北陸、東北、山陽地方など酒どころを回り、温泉旅館などで日本酒を堪能する企画だ。定員は12人と小さな旅行商品だが、米国や豪州などからの参加者は日本文化への関心が高く、繰り返し参加している夫婦もいるという。

東京や京都、オプションで地方の主要都市を巡るゴールデン・ルートは、日本を初めて訪れる団体旅行客にはお手ごろだが、今後はいかにリピーターを増やすかが重要なカギといわれる。そのためには国内各地で新たな観光資源を発掘し、土地柄に合った受け入れ態勢を整えることが必要で、地方の活性化につながることが期待される。

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