毎日フォーラム~毎日新聞社

特集 13年訪日外国人旅行者1036万人
初めて政府目標を突破[観光立国]

2014年02月15日(土) 毎日フォーラム
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訪日外国人旅行者数が年間1000万人突破を記念して式典が開かれた。左から3人目が太田昭宏国土交通相=成田空港で12月20日(観光庁ホームページより)

昨年1年間に日本を訪れた外国人旅行者数が1036万人と、初めて政府目標の1000万人の大台を突破したことが日本政府観光局の統計で分かった。「観光立国」を掲げて小泉純一郎政権時の03年に「ビジット・ジャパン(VJ)キャンペーン」を開始して以来、「苦節10年」(観光庁幹部)でようやく目標をクリアした。観光は今後ますます成長が期待される伸び代のある産業。2020年東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて「2000万人の高み」を目指し、新たな観光資源の掘り起こしとハード、ソフト両面の整備、アジアを中心にしたグローバル需要の取り込みなど、官民一体となったいっそうの戦略が求められている。

1月17日の首相官邸。今年初めて開かれた政府の観光立国推進閣僚会議で安倍晋三首相は「2020年の東京五輪という大きなチャンスを得た。これを追い風として(20年の訪日外国人旅行者)2000万人を目指していきたい」と発言した。

この日、政府観光局は13年の訪日外国人旅行者数が1036万人で前年に比べて200万人(24%)増加したと発表した。これまで最高だった10年の861万人をも大きく上回り、03年にスタートしたVJキャンペーンで明示した1000万人の政府目標を初めて達成した。円安で日本への旅行に割安感が出たなど追い風が吹いたことも奏功したが、観光庁は「国と地方自治体、業界が一体となった取り組みの成果」と受け止めている。

閣僚会議で安倍首相は政府目標について「この数字で甘んじるわけにはいかない」と強調し、20年の2000万人達成を新たな目標にすることを明言した。さらに外国人旅行客の誘致に向けて政策を総動員するため、昨年6月に作ったアクション・プログラムを今年6月をめどに改定するよう関係閣僚に指示した。政府は副大臣クラスの観光立国推進ワーキングチームや有識者会議を開き、東京五輪の開催決定などの状況変化を受けて、外国に日本の魅力を発信し、外国人が旅行しやすい環境整備などの具体策を検討する。

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