川口マーン惠美「シュトゥットガルト通信」

同性愛者に寛容なEUと抑圧的なロシア---ドイツ国民の多くは「どっちでもいいかな」

2014年02月07日(金) 川口マーン惠美
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FC Everton時代のヒッツルスペルガー 〔PHOTO〕gettyimages

1月の初め、数ヵ月前に引退した有名なドイツのサッカー選手(31歳)が、ディ・ツァイトというこれまた有名な全国紙のインタビューで、自分が同性愛者であることを告白した。

男の同性愛者は、ドイツではシュヴールと言う。女の同性愛者はレズ。どちらもニュースでも使われている名称だ。一方、ホモと言うのは、元来、同性愛の総称で、男女共通。ところが日本では、女性の同性愛者はレズと呼ぶようだが、男性の同性愛を表す言葉はホモだけ? あるいはゲイ? でも、ゲイはちょっと違う気がする。

ちなみに、シュヴールでなく、シュヴュールとなると湿度が高いという意味の形容詞で、昔、「なんて蒸し暑いのだ!」と言ったつもりで、間違って「なんてホモなのだ!」と叫び、周りの人々をびっくりさせてしまったことがあった。ドイツ語は難しい。

同性愛を告白して英雄扱いを受けるヒッツルスペルガー

さて、話を戻すと、その元サッカー選手はヒッツルスペルガーといって、31歳の若年。FCバイエルンでデビューし、2000年からイギリスのAston Villaに移籍、2004年にはドイツのナショナルチームに加わった。

そのあと、シュトゥットガルトのVfB Stuttgartのキャプテンを務めたり、イタリアのLazio Romに行った後、2011年にはWest Ham United、それからVfL Wolfsburgを経て、引退した時はイギリスのFC Evertonでプレーしていた。私はサッカー音痴なので、これはすべて価値もわからずに、資料を書き写している。

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