デジタル・エディターズ・ノート
2014年02月05日(水) 佐藤 慶一

バイラル、動画、ミレニアル世代、調査報道・・・影響力を増す海外新興メディアの視点

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「BuzzFeed」のトップページ

近年、大手メディア(新聞社や雑誌社)が様々な実験的な取り組みを行う一方で、海外の新興メディアが勢いを見せている。そこにはどのような視点があるのだろうか。また、誰をターゲットにして、どのようなメディア戦略を展開しているのか。

今回は、「バイラル」「動画」「ミレニアル世代」「調査報道」という切り口で、海外の新興メディアについて見ていきたいと思う。

ソーシャル上でバイラルする新興メディア

まず取り上げていきたいのは、ソーシャル上で「バイラル」することで影響力を見せているメディアだ。バイラルとは、「ウイルスの」「ウイルス性」という意味で、人から人へ急速に伝播していくことを指す。その代表格とも言えるのが、「BuzzFeed(バズフィード)」という新興メディアである。

2006年にローンチされたこのメディアの創業者はハフィントンポストの共同創業者の1人としても知られるジョナ・ペレッティ氏。8年目を迎えるバズフィードは現在、1.3億人の月間読者を抱えており、グローバル展開を進めているところだ。

昨年には、フランス、スペイン、ブラジル(ポルトガル語)の各国版を公開し、今年に入ってからはオーストラリア版を開設したばかり。翻訳プラットフォームを活用し、現地の編集者をヘッドハントしながら、英語圏と非英語圏の読者を開拓しようと取り組んでいる。

なぜこのように多くの読者を獲得し、グローバル展開できるほどのメディアになったのか。

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