「100億円争奪戦」の舞台裏を明かす 田中将大を操った「スゴ腕代理人」報酬は5億円超!
田中の知らないところで、契約金は高騰していった〔PHOTO〕gettyimages

年俸の交渉から、住まい探しまで。日本人選手のアメリカ生活は、代理人によって決まる。果たして田中将大は、野球だけに没頭し、活躍できるのか。田中を担当する「敏腕代理人」の実像をレポート。

顧客は超一流ばかり

「田中将大選手の代理人を務めるケーシー・クロースは、すべてのメジャー球団から恐れられる『スゴ腕代理人』です。『交渉負けなし』と言われていた。敏腕と呼ばれる代理人はメジャーに大勢いますが、クロースはその第一人者です」

そう語るのは、かつてクロース氏に代理人を担当してもらい、メジャーへと移籍した木田優夫(現石川ミリオンスターズ)だ。

いよいよメジャーで本格始動する日本の若きエース・田中将大。ヤンキースを筆頭に、ホワイトソックス、ドジャース、カブスなど複数球団が獲得に乗り出し、獲得した年俸は複数年で100億円を超える額に上った。

そんな「超」大型契約をまとめてみせたのが、代理人のケーシー・クロース氏。彼はどんな経歴の持ち主なのか。メジャー評論家の福島良一氏が言う。

「現在50歳のクロース氏は、'86年にヤンキースからドラフト7巡目で指名を受けた元プロ野球選手です。ただ、選手として芽が出ず、マイナーで5年ほどプレーしたんですが、結局メジャーに上がれず引退。しかしその後、代理人になってからは、頭角を現していきました」