賢者の知恵
2014年01月31日(金) 週刊現代

面接官「あなたをモノにたとえたら?」学生「はい。消しゴムです」お互いが真剣に迷走中!「人物本位」の就活、こんなにヒドいことになっていた

週刊現代
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いまや就活塾に行くのは当たり前。学生はそこで面接術や履歴書の書き方を学ぶ〔PHOTO〕gettyimages

就職活動は、学生と企業どちらにとっても重要なイベントだ。しかし、その採用方法がまるっきり茶番だとしたら—。そもそも、ほんの短時間の面接で「人物」なんて、そう簡単にわかるはずもなく。

大喜利みたいな質問

面接官「あなたはスティーブ・ジョブズのためにお風呂を作ることになりました。さて、どんなデザインにしますか?」

学生「ジョブズは、枠にとらわれない自由な発想の持ち主でした。だから、シャワーや浴槽など、余計なものは何もついてない、ホワイトキューブのお風呂を作りたいと思います。一見ただの箱ですが、アイフォンを操作するように壁に指をすべらせると、天井からシャワーが現れる。シンプルなので雑念が浮かばず、ジョブズが愛した『禅』の精神にもつながります。彼の名前にちなんで、私は『ジョブロ』と呼びたいと思います!」

今年も就活の季節がやって来た。リクルートスーツで駆け回る学生も、人事部だけでなく大勢の社員を動員して採用を行う企業も真剣そのもの。だが最近、そこで繰り広げられているのは、志望動機を尋ねる面接ではなく、冒頭のような「珍問答」だというから驚く。

今、就活の最前線でなにが起こっているのか。ある大手証券会社の人事担当部長が実情を語る。

「最近の採用試験では『人物本位』がトレンドになっているんです。学歴やSPIテストだけでは判断できない、人物そのものを評価しようという動きです。

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