「もし、ハンマーがあったなら・・・・・・」ますますコンピュータに仕事を奪われていくとき、人間はどうすべきか
『現代ビジネスブレイブ グローバルマガジン』---「ニューヨークタイムズ・セレクション」より
左:トーマス・フリードマン氏、中央:エリク・ブリニョルフソン氏、右:アンドリュー・マカフィー氏〔PHOTO〕gettyimages

「第二次機械化時代」がはじまる

エリク・ブリニョルフソンとアンドリュー・マカフィーの素晴らしい新刊書『第二次機械化時代』(「The Second Machine Age」未邦訳)の中で私が気にいっているのは、オランダ人チェス世界チャンピオンのヤン・へイン・ドネルが、IBMのディープ・ブルーのようなコンピューターと試合をする場合にどんな準備をするかと尋ねられたときの話だ。ドネルは、「ハンマーをもって行きますよ」と答えたという。

無人自動車やロボットが働く工場、人口知能による予約システムなど、近年に現れた高度なソフトウエアやオートメーションを叩き壊すことを夢見るのは、ドネルばかりではない。これらは、以前にも増して急速にブルーカラーの仕事を奪うばかりか、今やホワイトカラーや世界チャンピオンのスキルまで奪いつつある。

過去10年間に、とてつもないことが起こった。それは、あらゆる職種、工場、そして学校で実感されるようになっている。私流に簡単に言えば、世界は「連結からハイパー連結へ」と進化し、その結果、平均の時代は終わったということだ。なぜなら、今や雇用主たちは、平均以上の機能をもつソフトウエアやオートメーション、そして海外の安上がりな天才たちに、これまでよりもはるかに簡単に、かつ安価にアクセスできるからだ。

ともにMIT(マサチューセッツ工科大学)で研究するエリク・ブリニョルフソンとアンドリュー・マカフィーは、これについて、もっと詳しい説明している。今、「第二次機械化時代」がはじまろうとしているのだ。

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