経済の死角
2014年01月28日(火) 

2020年に向かって動き出した、ドバイの"ムハンマド・ビン・ラシッド・シティ(MBR city)"

世界一の高層ビル「ブルジュ・カリファ」から望むドバイの街並み (写真は筆者提供)

文/ 石田和靖株式会社ザ・スリービー代表取締役)

これまでのドバイの開発はあくまでも序章

前々回の記事で書いたコーカサスからアラビア半島、ギニア湾へと連なる産油国のバナナライン。様々なカーボン・ニュートラル・マスタープランが計画されているが、私がもっとも期待をしている次世代の都市計画がドバイだ。

これまでにドバイは40回以上訪れているが、ここはたった3ヵ月で街の景色が変わってしまうこともある。昨年秋の訪問時、大きな変化を感じたのは、人類史上最大の計画都市とも言われる「ムハンマド・ビン・ラシッド・シティ(MBR city)」の計画リストが、次々と具体的になってきているということだ。

2020年、中東初の万国博覧会開催も決まり、自国だけでなくアラブ社会全体の期待を背負うかたちとなったドバイ。確かに重いものを背負ってしまった感は否めないが、ドバイにとってはこれが大きなチャンスとなることも確かだ。

ドバイの周辺を見渡すと、サウジアラビア、クウェート、カタール、アブダビ、イラン、イラク・・・名だたる世界有数の産油国ばかり。その中にありながら、いち早く脱石油を掲げ、かれこれ40年もの間、経済の多角化に向けてチャレンジしてきた。今ではそれが周辺国のみならず、多くの国にとってひとつのロールモデルとなっているわけだ。

この40年間でドバイが行ってきた数々の実験は非常に意味が深い。しかし、これまでのドバイの開発はあくまでも序章であり、この国のシェイク・ムハンマド首長の名を冠した巨大サスティナブル都市の誕生が、ドバイ経済第一弾のいわゆるひとつの最終形となるだろう。

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