経済の死角

この先に待っているのは「戦争」 3ヵ国同時取材「嫌中」「憎韓」「反日」何でお互いそんなにムキになるのか?

日中韓激しすぎる憎しみの連鎖

2014年01月27日(月) 週刊現代
週刊現代
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長い歴史のなかで、どの国にも隣国との摩擦のひとつもあろう。だが互いに「死ね」「殺せ」と叫び合う現状は、やはり常軌を逸している。混迷の元凶は何か。

犬畜生の日本を滅ぼすなど簡単

〈戦犯の両手は侵略された国の人々の鮮血にまみれている。(中略)人を殺しても眉一つ動かさぬこうした悪魔に安倍がひれ伏して礼拝を捧げることは、人類社会の普遍的価値観に対する野蛮な反抗に他ならない〉

〈安倍晋三の頑迷な靖国神社参拝は、侵略戦争の確定判決を覆し、戦争犯罪人のために提灯を持つ行為だ。この思い上がった右翼政治屋は、次に何をしでかすのだろう?〉

いずれも年始に中国共産党機関紙『人民日報』に掲載された論評だ。

周知のように、日中関係及び日韓関係は、いまや最悪の状態だ。とくに、昨年12月26日午前に安倍首相が靖国神社を電撃参拝した後の、中国の反発は激しいものだった。中国メディアはこぞって「拝鬼」(鬼=日本帝国軍人を拝む)と報じ、安倍首相自身も、まさに鬼と言わんばかりの扱いだ。

ある中国要人によると、誰よりも烈火の如く怒ったのが、習近平主席だったという。

「安倍首相が参拝した当日は、習近平主席が最も尊敬する毛沢東主席の生誕120周年記念日だった。そのため習主席は朝から、天安門広場にある毛沢東廟を参拝していた。

習主席が参拝を終えて、リムジンに乗り込んだ時、同乗していた秘書官が『まもなく安倍が靖国を参拝します』と告げた。その瞬間、習主席が苦虫を噛み潰したような形相に変わったそうだ。このような晴れの日をブチ壊すように靖国を参拝した安倍を絶対に許さない、というわけだ」

保守強硬の論陣を張る新聞『環球時報』(12月28日付)は、安倍首相の靖国参拝を受けて行った緊急世論調査を掲載した。それによれば、「日本に釣魚島(尖閣諸島)問題で強硬に臨むべきだ」(74・6%)、「靖国神社に寄付する日本企業を制裁せよ」(67・7%)、「安倍を始めとする歓迎すべからざる人物を入国禁止にせよ」(59・9%)など、強硬姿勢を望む国民の声が目白押しだった。

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