ランサーズ秋好陽介『満員電車にサヨナラする方法』【第1回】
「時間と場所にとらわれない新しい働き方」を創出する

秋好陽介『満員電車にサヨナラする方法』(ビジネス社)はじめにより

社会が変貌したのに、変わらない「働き方」

著者の秋好陽介氏

私たちのランサーズ株式会社は、まだ50人ぐらいの小さな会社です。 でも、やろうとしていることは、とても壮大です。 個人をエンパワーメントし、「時間と場所にとらわれない新しい働き方」を創出すること---それが私たちの使命だと思っています。

いまの世の中の「働く」は、時間と場所に極めて大きな制約を受けています。

たとえば、時間。首都圏のサラリーマンの通勤時間は片道平均1時間という調査結果があります。その場合、年間およそ500時間を通勤電車の中で過ごしていることになります。インターネットが普及している現在なら、出社しなくてもできる仕事は珍しくありません。

もしかしたら「この通勤時間を仕事時間に使えたら、どんなに生産的だろうか」「通勤時間を労働時間に変えれば、家族と過ごせる時間が増えるのに…」「通勤時間を労働時間に変えれば、プライベートをさらに楽しむことができるのに…」と感じたことがある人もいるのではないでしょうか。

たとえば、場所。いまの社会、仕事の多くは、東京をはじめとした首都圏エリアに集中しています。既知のとおり、相対的に、地方には仕事が少ない状況です。地方の人は、本意でなくても、首都圏で仕事をせざるを得ないケースも多いのではないかと思います。「本当は地元が好きだからここにいたいけど…」「両親が心配だから一緒にいたいけど…」でも、仕事がないから、地元を離れて働くしかないと決断された人もいらっしゃるのではないでしょうか。

いまはもう自宅にいても仕事中でも、海外旅行中でも、友人や知人がいまこの瞬間何をしているかをジャストタイムで把握し、コミュニケーションを図ることができる世の中です。まるで一緒に行動しているような共有体験を交換することができるし、自宅にいながら世界中の商品を生産者から直接購入することも可能になりました。

また、明日の旅行先の混雑具合、今日の夕食のレシピ、服にできたシミの消し方、いまいちばん女性に喜ばれるプレゼント、あらゆる情報をネットから簡単に、無料で、いくらでも調達することができます。インターネットの普及により、この10年程度で社会は本当に大きく変貌を遂げました。

しかし、働き方はいまだに変わっていません。

インターネットがまだなかった時代と同様のワークスタイルが主流です。サテライトオフィスとかノマドなどという言葉が流行った時代もありましたが、一過性のブームで終わってしまったように思います。結局、新しい働き方は定着しない。そんな空気感も、もしかしたらあったのかもしれません。

本当に、新しい働き方は生まれないのでしょうか。

『満員電車にサヨナラする方法』
秋好陽介
ビジネス社・1,470円

働き方の変革で、みんながハッピーに。
時間と場所に大きな制約を受けている現在の「働き方」。通勤時間がなくなり、自分の好きな地元や海外で働くことができたら、人生がもっと豊かになるのではないだろうか。
そんな「新しい働き方」を実現するのが、オンライン上で簡単に仕事の受発注ができるクラウドソーシングサービス(*)だ。ランサーズ株式会社はクラウドソーシングにおいて国内のパイオニアであり、国内最大級のサイト「ランサーズ」を運営している。その代表、秋好陽介が、「ランサーズ」を開始した背景や、ユーザー事例の紹介、また同サービスを利用した未来の働き方までを一冊にまとめた。
*クラウド(CROWD:群衆)ソーシング(SOURCING:発注、委託)
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