賢者の知恵
2014年07月12日(土)

林千晶×横田響子×小林麻実×堀潤【後編】 「女性の社会復帰を促進するには、人種・年齢・性別、すべてにおいてダイバーシティを考える必要がある」

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林千晶氏
昨年11月25日に発売されたクーリエ・ジャポン特集「『世界で働く』ってこんなに楽しい」と連動したニコニコ生放送【2020年の自分へ】が、12月14日(土)に開催された。時代を切り拓く12名の論客と、総合司会に堀潤氏 (元NHKアナウンサー)を迎え、第2部は「アベノミクスがもたらすのは女子革命!? -2020年の女性立国しごと論-」をテーマに、横田響子氏(株式会社コラボ ラボ代表)、林千晶氏(株式会社ロフトワーク共同創業者)、小林麻実氏(アカデミーヒルズ六本木ライブラリー アドバイザー)という論客3名が熱く語った。
*アメリカ大使館×クーリエ・ジャポン 2020年の自分へ─「働く」をデザインする時代に向けた怒濤の5時間生討論(リンク先はニコニコ動画)

前編はこちら

「仕事はお金だけじゃない」という若者が多い

堀: 10年ほど前に女性行革について話をしたことがあるんですが、そこでも「女性ならではのスモールビジネス」と言っていました。だからこそ失敗しにくい、というようなことです。

「女性がスモールビジネスでいいのか」と言われると、それはそれでいいのかもしれないけれど、別の道もあっていいと思います。女性ですごい高い年収の起業家って、まだあまりいないような気がします。

林: こないだ講演でワークショップをやって、150人ぐらいの人に「自分の生活を構成する要素を可視化したネットワーク図を書いてください」と言ったら、男の人のほとんどが、組織図みたいな図だったんです(笑)。100%会社のことなんですね。下のほうにちょろっと「妻」とかが書いてある(笑)。

逆に女の人は、会社、前の会社、プライベート、○○友達とか、6個ぐらいあるうちの1個が仕事なんですよ。要素として大きくない。だから逆に「女性が社会を変えていくために仕事をしていく」という文化は、メディアなどを通じて必要なことかもしれません。

堀: どうやって変えていくのか、という話をしてみたいのですけれども、大きなビジネスを仕掛けていくような機会はもっとあっていいんじゃないかなと思いますか?

小林: この六本木ライブラリーは、個人の受け皿になりたいと思って始めたんです。 

本当に、組織の時代は終わりだと思います。会社なんて20年~30年で寿命が来て当たり前だと思うんです。誰だって会社をクビになりたい訳じゃないんですが、これからますます、ちょっと組織を離れなくてはいけない、ひとりでやっていかなくてはいけないという時期はあると思います。だけど人って毎日通う場所が必要だし、新しい情報や仲間を得る場所も必要なんです。

それで11年前に六本木ライブラリーを始めました。4,000人の会員にはやはり、仲さんのおっしゃるような「思い」がすごくあるんですよ。今はいい会社にいるんだけれども、会社の外の知人と世の中を変えたいとか、同じような「思い」、世界観のある人と話したい、そして会社と違う自分の違う顔を持ちたい、という人が増えてきています。

また、若ければ若いほど、社会にとって良いことをしたいという気持ちが強いことを見てきました。若い人には、「仕事はお金だけじゃないよね」という人がすごく多いですね。 

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