歳川隆雄「ニュースの深層」
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安倍首相の靖国参拝は〝極秘訪米〟で情勢探った飯島内閣官房参与の「ミスリード」か?

2014年01月18日(土) 歳川 隆雄
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小泉首相時代の2006年8月15日、靖国参拝に同行した飯島勲氏[PHOTO]Getty Images

在米大使館もキャッチできなかった「隠密行動」

『毎日新聞』(1月17日付朝刊)の一面と三面「検証・首相靖国参拝」記事中に「飯島勲内閣官房参与が昨年12月中旬に極秘でワシントンを訪問した」とあったが、事実である。

実は、筆者のもとに今月初旬、米国のカウンターパートである『オリエンタル・エコノミスト』のリチャード・カッツ編集長(ニューヨーク州立大学客員教授)からメールが届き、そこには「安倍晋三首相が靖国神社を参拝した12月26日の2週間ほど前、飯島勲氏がワシントンに来てオバマ政権の対日政策関係者と会談。帰国後、米側は首相参拝に対してOKサインを出したと報告した、と言われている」とあった。

要は、安倍首相が米側の首相参拝に対する否定的な反応を見誤ったのは、飯島内閣官房参与が米側の意向をミスリードしたからではないかと言っているのだ。同メールには情報源の名前もあった。恐らく『毎日』のワシントン特派員は、その情報源から同趣旨の話を聞いたのであろう。

まずは、飯島氏訪米について。同氏が12月11日にニューヨークへ向かったことは確認できた。だが、その後の行動は殆ど掌握できていない。なぜか。同氏は訪米に当たって、外務省に通訳やクルマの手配を求めなかったため、在米日本大使館(佐々江賢一郎駐米大使・74年入省)が同氏の所在を含め、行動をキャッチできなかったからだ。まさに「隠密行動」である。

不思議なことは、先の情報にあるように、本当に米政権の対日政策関係者と面談し、首相参拝について打診をしたのであれば、後日にも在米大使館政務班がその詳細を把握できたはずだが、今なお詳細が判明していないのだ。

飯島氏がワシントンDC郊外のダレス空港でジョン・マケイン上院議員(共和党)と短時間会談していたことは分かっている。それも、ウクライナに向かうマケイン氏が「空港であれば会います」ということで実現したというのだ。

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