『論理が伝わる 世界標準の「プレゼン術」』
一生モノの「説得技法」
倉島保美=著

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前作『論理が伝わる 世界標準の「書く技術」』はこちら


はじめに

世界標準のプレゼンテーションとは

 グローバル競争の世界で、プレゼンテーションに最も求められるのは、論理的であることです。論理的であるからこそ、人を説得できるのです。凝ったスライドや魅力的な話し方を大事にしていた時代は終わったのです。スライドを準備するのに要した時間の長さや、話し上手な人柄で、人を説得できるわけではありません。今や、世界のプレゼンテーションは、論理性へとシフトしているのです。

論理的であるとは

 論理的であるとは、ロジック構築とロジック論証が正しくなされている状態です。言い換えると、話の筋が通っていて、かつ、各ポイントに納得感のある状態です。

 ロジック構築とは、ロジック構成要素を正しく接続することです。ロジック構成要素は、縦につながるか、横に並ぶか、あるいは他の要素を包含するかの、いずれかの関係で接続されなければなりません。正しく接続されると、ロジック構成要素は、ブロック図のようにつながります。ロジック構築とは、ブロック図のように筋を通すことです。

 ロジック論証とは、ロジック構成要素が十分に論証されていることです。ロジック構成要素は、データや根拠によって裏打ちされていなければなりません。正しく論証されると、人はそのロジック構成要素に納得感を持ちます。ロジック論証とは、ロジックに納得感を持たせることです。

本書のターゲット

 本書のターゲットは、プレゼンテーションにおけるロジック構築とその表現にあります。

 ロジックを構築する技法を学ぶことにより、プレゼンテーションの論理性を劇的に改善できます。というのも、プレゼンテーションではロジック構築が甘くなりやすいからです。PowerPointを代表とするプレゼンテーション用ソフトウェアを使ったプレゼンテーションでは、準備の段階から発表に至るまで、1枚のスライドばかりを見ています。その結果、前後を論理的に接続できなくなるのです。

 また、構築したロジックを表現する技法を学ぶことにより、プレゼンテーションの伝達性を劇的に改善できます。スライドを使ったプレゼンテーションでは、ロジックを伝えるためのノウハウがたくさんあります。しかし、多くの人が、見栄えのいいスライドの作成にばかり気がいき、ロジックを伝えるという本来の目的を忘れているのです。

 本書では、ロジック論証には踏み込まずに、ロジック構築を中心に解説しています。なぜなら、プレゼンテーションにおける論理性の問題は、ほぼロジック構築に尽きるからです。ロジック構築を習得することで、プレゼンテーションの論理性を飛躍的に向上させられます。