マー君(田中将大)を手に入れる意外なメジャー球団 里田まいは「N.Y.は苦手」

「意中の球団はありません。ただ、支えてくれる妻の意向は最大限尊重したい」

田中将大(25)は、知人にこう明かした。マー君のメジャー移籍交渉が、本格化している。年末から休暇に入っていた代理人のケーシー・クロース氏が、1月6日(米国時間)から復帰。米国の報道によれば、クロース氏は最低でも5年総額1億ドル(約105億円)の年俸を要求しているという。争奪戦に参加するのは資金力のある数球団に絞られると言われるが、ある球団スカウトは諦め顔で話す。

「ヤンキース以外ないでしょう。クロース氏はヤ軍出身ですし、主将のデレク・ジーターが新人だった'93年から21年間も代理人を務めるなど、多くの主力選手を担当してきました。完全にヤ軍側の人です。両者は、交渉解禁初日の昨年12月26日に接触。ヤ軍は『7年で1億2500万ドル(約131億円)の用意がある』と、具体的な金額提示までしているそうです。交渉が始まったばかりのこの時期に、代理人が1週間以上も年末休暇を取るというのも通常は考えられない。まったくの出来レースですよ」

妻の意見を聞いて決める

昨年の日本シリーズで田中へ声援を送っていた里田。田中の食生活を考え料理学校へ通っている他、英会話スクールで英語の勉強もしているという〔PHOTO〕小松寛之

だが、本当にヤンキースで決まりなのか。田中の知人は、夫人の里田まい(29)の意見も影響すると説明する。

「マー君自身はチームへのこだわりがないが、里田さんの意向は明確です。大都市が苦手。里田さんは北海道生まれの北海道育ち。ほとんど大都会で暮らしたことがなく、ニューヨークでの生活に不安を抱いているそうです。高校時代を同じ北海道で過ごしマスコミ嫌いのマー君には、『報道陣がうるさい大都市より楽天のような地方の球団のほうがいいんじゃない』と話している」

ヤンキースか、それ以外か。実はまだ諦めていない球団がある。アリゾナ州の地方都市フェニックスを本拠地にする、ダイヤモンドバックスだ。'98年創設と歴史は浅いが、地区優勝5回、リーグ優勝とワールドシリーズ制覇を1回ずつ達成。球団幹部も「数年に一度の逸材、どんな手段を使ってでも必ずとりたい」と、田中獲得へ並々ならぬ意欲を見せている。米国のスポーツ担当記者が話す。

「DバックスはFA野手の目玉だった秋信守(チユシンス)の獲得のために7年総額1億4000万ドル(約145億円)を用意していましたが、レンジャーズに奪われてしまった。その資金を、そのまま田中に回せるんです。'08年に楽天で首位打者を獲得したスカウトのリック・ショートから情報を得て、田中を高く評価しているケビン・タワーズGMは、『今オフの補強はタナカに集中する』と明言している。『田中を直接説得するために日本に行く準備もしている』と話しており、そう簡単には引き下がらないでしょう」