幸福の遺産―親が子どもにできること―
『現代ビジネスブレイブ リーダーシップマガジン』---リチャード・ブランソン「世界を変える経営」より
〔PHOTO〕gettyimages

自らが決めた道で幸せになる手助けをすること

【質問】 ブランソンさんは、これまでのコラムで、ご子息のサムがフィルム制作者だと言及されており、それに満足のご様子でした。しかし、もしサムがアフリカ人ならば、自由に仕事を選ぶことを親から認めてもらうのは難しかったはずです。そしてさらにもしその父親が裕福で有名ならば、なおさら困難だったでしょう。

サムが自由に仕事を選ぶことを認めたブランソンさんの勇気はどこから得たものですか。家業を捨ててでもわが道を行こうとしている子どもたちの父親で、かなり知られているアフリカ人起業家でもある私に、アドバイスしていただけますか。---フェスタス・ブイムエ(ケニア、ナイロビ)

――ブランソン: この問題に直面した親は、自分にとって大事なものは何かを自問する必要があります。私にとって大事なのは、まず第一に家族です。妻のジョアンと子どものホリーとサムを助け、支えることがもっとも重要です。ジョアンと私は子どもに富や名声を残すべきだとは考えていません。自らの道を歩むことで幸せになる機会を与えたいと考えています。

ジョアンと私は自分の親に支えられて、何をやりたいのかを自分で決めました。子どもたちにもそうしてほしいのです。両親は私を強く励ましてくれました。それは私が主体的に努力し成功することを望んでいたからです。祖父は判事でしたし、父は法廷弁護士でしたが、私は2人から法曹界に進むよう圧力をかけられたことはありません。私も跡を追うつもりはありませんでした。それよりむしろ、母の起業家精神が私の気持ちを大きく突き動かしました。

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