伊藤博敏「ニュースの深層」
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本当に「クリーンな殿」なのか!? 東京都知事選立候補で再浮上した細川護煕元首相「佐川マネー1億円」の根源的問題

2014年01月16日(木) 伊藤 博敏
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細川護煕元首相が小泉純一郎元首相の支援を受け、2月9日に投開票される東京都知事選挙の最有力候補に躍り出た。

肥後熊本藩主だった細川家18代目の「殿」はこれまで、側近に根回しを任せ、有力支援者の同意を取り付けて出馬、クリーンなイメージで有権者の心をつかんできた。16年ぶりに政界復帰する今回も同じである。

細川政権で首相特別補佐を務めた田中秀征・元経済企画庁長官、元首相秘書官の成田憲彦・駿河台大学前学長などがブレーンとなり、〝耳ざわり〟のいい「反原発」で小泉氏と共闘する。支援するのは、細川氏が立ち上げた日本新党出身の海江田万里・民主党代表、非自民8党派をまとめて細川首相誕生を主導した小沢一郎・生活の党代表らである。「昔の名前」が多いとはいえ、細川氏の〝必勝パターン〟が用意されている。

熊本県知事時代から囁かれた「ズブズブの関係」

その細川氏に冷水を浴びせかけているのが、渡辺善美・みんなの党代表や深谷隆史・自民党東京都連最高顧問である。

「今回の都知事選挙は、猪瀬直樹知事が5000万円を受け取ったというところから始まったが、細川護煕元首相が辞めた時は億単位だった。佐川急便から借りたのか、もらったのかよくわからないが、そういう問題で辞めた方がどういう公約をもって都知事選に臨むのか」(渡辺氏)

「(佐川急便から提供を受けた1億円は)要は、彼が昭和58年の熊本県知事選挙に出馬する直前に借りた政治資金であった。明らかに政治資金規正法違反、または税の対象となる問題であった」(深谷氏)

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