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第4部 日本を変える「30人」を見よ この天才たちが「ノーベル賞」を取る
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がんとの闘いに貢献

世界トップレベルの学者が名を連ねる日本だが、今年は昨年ゼロに終わったノーベル賞獲得に大いに期待できる。

細胞のオートファジー研究でノーベル医学・生理学賞候補と言われているのが東京大学教授の水島昇氏。オートファジーとは、細胞が自分で自分を分解する仕組みのこと。水島氏はこのオートファジーを抑制すると、マウスの肝臓に悪性腫瘍ができることを発見。オートファジーが機能していない細胞は、がん細胞となる可能性があることを明らかにした。

悪性腫瘍の原因解明につながるこの研究は、将来的にはがん治療に役立つことが期待されている。

『日本にノーベル賞が来る理由』の著書があり、日本の科学者に詳しい作曲家・指揮者の伊藤乾氏は、「この研究はノーベル賞に十分値する、大きな仕事です」と、水島氏の受賞に期待を寄せる。

また、素粒子ニュートリノの研究で物理学賞の受賞が期待されるのが、高エネルギー加速器研究機構長の鈴木厚人氏だ。

鈴木氏は、2002年にノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊氏の愛弟子。小柴氏は宇宙からのニュートリノを史上初めて検出したが、鈴木氏はさらに、地球内部から届くニュートリノの観測に成功した。

地球内部からのニュートリノを受け取ることで、地球深部の組織を解析することができるようになった。

医学分野でもノーベル賞受賞候補の研究者がいる。アフリカ、中南米の風土病であるリンパ系フィラリアやオンコセルカ症(寄生虫が原因で起き、失明に至る感染症)の特効薬「イベルメクチン」を開発した北里大学名誉教授の大村智氏だ。

現在までに2億人以上の人々に投与されたというこのイベルメクチンは、今後より多くの人を救うだろう。

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