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〝外遊内患〟の安倍首相。東京都知事選へ細川=小泉「脱原発・元首相」連合は動くか

アフリカ・中東でエネルギー外交。続いてスイス、インドへも

安倍晋三首相は1月9日午前、第2次アフリカ歴訪と中東のオマーン訪問のため、政府専用機で羽田空港を発った。アフリカの訪問国はコートジボワール、モザンビーク、エチオピアの3ヶ国だ。

首相は昨年、大型連休中と8月の2度にわたって中東を歴訪したが、オマーンには相手国の事情で訪問できなかった。従って、今回のオマーン訪問で、ペルシア湾岸6ヶ国の湾岸協力会議(GCC)加盟国すべてに足を運んだことになる。

同国は、石油と天燃ガスの埋蔵量が豊富なだけでなく、アラビア半島最南西端に位置し、アラビア海からインド洋に抜ける戦略的要所である。資源エネルギー外交と安全保障政策の観点からも絶対に外せない訪問国なのだ。

旧仏領コートジボワールは、昨年9月にブエノスアイレスで開かれた国際オリンピック委員会(IOC)総会で2020年五輪開催地に名乗りを上げたマドリッド、イスタンブール、そして東京の3都市の中から、東京に1票を投じた。つまり、そのお礼の意味合いもある。と同時に、安倍首相はギニア湾に面した西アフリカ15ヶ国が加盟する西アフリカ諸国経済共同体各国首脳と同国首都アビジャンで会談する。

次は、モザンビーク。同国もまた石油、石炭などが豊富な資源産出国である。そして日本企業の参入が顕著になっていることから、安倍首相は政府専用機で同行している日本企業幹部が現地で開く投資フォーラムに出席し、スピーチを行う予定である。また近年、隣国のタンザニアとジンバブエへの中国進出は際立っており、対中牽制の意味もある。

最後の訪問国エチオピアは、アフリカで最も政情が安定していると言われ、首都アジスアベバにはアフリカ連合(AU)本部がある。安倍首相は同地滞在中の14日、「アフリカ・アクション」と呼ぶべき日本のアフリカ政策を世界に向けアピールする。

『日本経済新聞』は、首相の出発前日の8日付朝刊に、昨年6月に来日したハイレマリアム首相との単独会見を掲載した。その本記にあるように、年率7~8%の高度成長を続ける〝アフリカの優等生〟であり、日本からの投資や協力による人材開発、生産向上を期待しているからこそ、「安倍スピーチ」の場を提供するのだろう。

安倍首相は22日からスイスのダボスで開催される世界経済フォーラム(ダボス会議)でも、同会議事務局が特別に設定した「アベ・アワー」でアベノミクスについて発信する。24日の通常国会召集に合わせ帰国するが、その直後の25日~28日まで今度はインドを訪問する。安倍外交、花盛りである。

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