ブラジルW杯BEST8への道19 ベスト8まで5試合6パターンの最強点取り布陣これだ!

文|杉山茂樹(スポーツライター)

パラグアイにPK負け。4年前、日本がベスト16で散る姿を見たファンの多くは、次回こそは5試合戦いたい(=ベスト8進出)と願ったはずだ。ザッケローニはそのために招かれた仕事人だった。

しかしいま、そのことを口にする人は少ない。グループリーグ突破なるか否かに話題は集中している。4年前に抱いた願望は、ともすると忘れられがちだ。

ザッケローニにも思いは届いていないようだ。少なくとも、5試合戦う準備は整っていない。3試合(=グループリーグ)がせいぜい。選手起用に、それ以上戦うバラエティを感じないのだ。ベンチに入るフィールドプレーヤーは20人。その全てが戦力にならないと4試合目、5試合目は戦えない。

日本がグループリーグを勝ち抜けば、ベスト16ラウンドを戦う相手はウルグアイかイタリアだろう。いずれも最近対戦した相手だ。つまり、日本は強者に手の内を知られていることになる。番狂わせを狙うには、より多くのオプションを持ち、相手を攪乱する必要がある。追求すべきは、「4―2―3―1」を構成する前の4人の組み合わせだ。そのバリエーションの豊富さ、攻撃の幅の広がりと日本の成績は密接な関係にある。というわけで、いくつかの可能性を探ってみたい。

ザックジャパンベスト8進出のための攻撃陣起用法