経済の死角
2014年01月14日(火) 

産油国ナイジェリアの新都市開発"エコ・アトランティック・シティ"

ラゴス中心部アパパ地区の街並み(写真はすべて筆者提供)

文/ 石田和靖株式会社ザ・スリービー代表取締役)

カーボン・ニュートラルは避けて通れない道

昨年夏、西アフリカの大国ナイジェリアを訪問した。ナイジェリアも前回の記事に書いた産油国バナナラインの一角であり、カーボン・ニュートラルの巨大都市構想構想が進んでいる国のひとつだ。そんなナイジェリアはエネルギー消費量がものすごい勢いで急増中で、一日に何度も停電を起こすため、多くの建物は自家発電装置を設置している。

急成長する1億6000万人の国、急増する富裕層たちとそのスケール。一晩にして一瞬に億万長者に変わってしまう"オーバーナイトビリオネア"。これは今のナイジェリアを象徴するひとつのワードだ。昨日までパイプラインを壊していた人物が、今日はプライベートジェットの生活を送っている。とにかく見るものすべて、何もかもがダイナミックで、それはそれはものすごい世界を垣間見た。この国を一言で表現するのは難しいが、ナイジェリアの最大都市ラゴスをあえて二言で言うと、「ダイナミック(動的)」と「ダイバシティ(多様性)」だろう。

これまで色々な国に出かけたが、これほどまでのダイナミズムと多様性を表現している都市はほかに知らない。ラゴスはナイジェリア国内のみならず、アフリカ中からナイジェリアンドリームを求めてこの地にやってくる人々で溢れている。巨大貿易港と西アフリカの金融センターとして稼動するこの大都市に来れば、仕事があり夢があり、明日の億万長者を目指せると誰もが信じているからだ。

彼らが動かすビジネスは非常にダイナミックだ。そのスピード感にも驚いた。初めて出会ったナイジェリア人同士が、5分後にビジネス成立して握手を交わし、目の前で札束のレンガを受渡す。そんな光景を何度か目にしたが、こういったことはここラゴスでは日常茶飯事のようだ。経済の現場では、1分1秒がもの凄く大きく動いている。

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