独占インタビュー アントニオ猪木「北朝鮮でオレが見たもの」

2014年01月08日(水) 週刊現代

週刊現代経済の死角

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—猪木さんはこれまで20回以上も訪朝しています。

「私は'95年に北朝鮮で『平和のための平壌国際体育・文化祝典』というプロレスのイベントを行ってのべ38万人の観客に来ていただきました。アリラン祭(大規模なマスゲームが行われる7月~10月開催のイベント)の夜には、軍人も出席する大宴会があり、そこで色んな人が『こっちのテーブルに来いよ』と声をかけてくる。

金正恩第一書記の最側近と言われる崔竜海・朝鮮人民軍総政治局長にも、『あなたを知っていますよ』と言われたことがあります」

—張氏処刑の後、北朝鮮から連絡はあったのでしょうか。

「どういうルートかはちょっと言えませんが、北朝鮮政府から『3つ、確認したいことがある』という連絡がありました。

ひとつは、かねてから私が提案していた日本の訪朝団を受け入れるということ。もうひとつは、NPOを通じて日朝交流を続けるということ。そして最後に、来年の早い段階で、私が北朝鮮で大きなイベントを開催するということ。この3点については、これまで通り進めましょう、と」

—今後の日朝外交はどのように変化するのでしょうか。

「こればかりは、先が読めないですね。ただ、向こうとしても対話の窓口を閉ざすつもりはないということでしょう。実際、私が『来年早々に再び訪朝したい』と打診したところ、ぜひ来てくれということでした」

また北朝鮮へ行く

—猪木議員は、訪朝を強行したことで参議院から懲罰処分を受け、日本維新の会からは党員資格停止処分を受けました。それでもなお、北朝鮮にこだわるのはなぜですか。

「私はこれまで27回も訪朝して、北朝鮮国民の暮らしぶりを見てきましたから、あの国のありのままの姿を知っています。ところが日本政府は、拉致問題が明らかになって以降、完全にドアを閉ざし、日朝関係は膠着状態に陥ってしまった。

誰かがメッセージを送り続けなければ、拉致問題も解決しません。手前味噌かもしれませんが、私は北朝鮮出身のプロレスラー・力道山の弟子ということで、いくらかの知名度があると思います。11月に訪朝した時には、現地で力道山の特集番組が放送され、私の写真も紹介されました。放送翌日には、多くの人から握手を求められた。そんな自分の立場を活かしたいんです」

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