佐藤優さんに質問「やらなければいけないことを先延ばしにする癖を直すにはどうしたらいいですか?」ほか
佐藤優直伝「インテリジェンスの教室」Vol027---質疑応答より

「結いの党」を結成した江田氏の政治家の資質をはかるエピソードを教えて下さい

この度「結いの党」を結成し野党勢力の結集に向けて一歩踏み出された江田憲司氏について。先生は江田氏の人望や腹の据わり方について、どのように御覧になっていますか? 江田氏が「政界再編」を仕掛ける資質の持ち主だと御覧になっているか、率直に聞かせて頂ければ有り難く存じます。また江田氏の資質について御判断されるに当たって、想起された具体的エピソードなどございましたら教えて頂ければ大変有り難く存じます。(SN)

【佐藤優さんの回答】 江田憲司氏については、こんなコラムを書いたことがあります。

<『東京新聞』2010年6月4日朝刊「本音のコラム 江田憲司氏からもらった機密費」

筆者は情報業務についていた関係で、機密費(正確には報償費)を用いて仕事をしたことが何度もある。機密費は領収書や伝票などの証拠書類がいらないので、要人の買収、いかがわしい接待で相手の弱味を握るなどどのようなことにでも使うことができる。

筆者が初めて内閣官房機密費をもらったのは1997年、江田憲司首相秘書官(当時、現衆議院議員・みんなの党→結いの党)からだった。江田氏から「モスクワに出張する前に(首相)官邸に顔を出しなさい」と言われていたので、挨拶に行った。1階の会議室に案内された。江田氏はポケットから白い封筒を出し、「これを使って」と言って差し出した。筆者は「ありがとうございます」と礼を言い、封筒を鞄に入れた。封筒には30万円が入っていた。

このとき江田氏が「官邸にきて初めて知ったけれど、外務省は裏のカネをたっぷりもっている」と言っていたことを鮮明に記憶している。今になって思うと外務省から官邸に秘密裏に上納されていた機密費のことを江田氏は示唆していたのだ。・・・(以下略)

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