田原総一朗 × 佐々木俊​尚 Vol.1 「レイヤー化する世界では自動車メーカーもこう変わっていく」

2014年01月07日(火) 田原総一朗
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田原: たとえばネットの業界でもAppleは、iPhoneとかiPadとか作っているけれども、ハードウェアは自分のところで作っていませんよね。台湾の会社を経由して中国に下請に出したりとかしていますね。

佐々木: Appleが典型なんですが、あそこはシリコンバレーに本社があって、あそこでやっているのは設計とデザインだけなんです。あとは経営をやっているだけで、それ以外はすべて外ですよね。アップルストアを持っているくらいですかね。小売店は自分のところで持っているけれども、それくらいしか持っていないんです。

そうすると、大本の基盤さえ自分たちで持っていれば、物づくりも外だし売るのも外だし部品を作るのも外だし、全部外に出している。だから、アウトソース、アウトソースとここ10年、20年くらい言われていますが、それがもうどんどん究極の姿に移っていくという、そういうことが起きているわけです。

〈Vol.2につづく〉

 

佐々木俊尚 (ささき・としなお)
1961年、兵庫県生まれ。早稲田大学政経学部中退。毎日新聞記者、月刊アスキー編集部を経てフリー・ジャーナリストに。IT分野を中心に精力的に取材、「ウェブ2.0」現象についての執筆を続ける。『キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる 』(ちくま新書)『仕事するのにオフィスはいらない』(光文社新書)、『マスコミは、もはや政治を語れない』(講談社)、『電子書籍の衝撃』(ディスカバー21)『レイヤー化する世界』(NHK出版)など著書多数。ホームページはhttp://www.pressa.jp/
田原総一朗 (たはら・そういちろう)
1934年滋賀県彦根市生まれ。早稲田大学文学部卒業。岩波映画製作所、東京12チャンネル(現・テレビ東京)を経て1977年フリーに。現在は政治・経済・メディア・コンピューター等、時代の最先端の問題をとらえ、活字と放送の両メディアにわたり精力的な評論活動を続けている。テレビ朝日系で1987年より「朝まで生テレビ!」、1989年より2010年まで「サンデープロジェクト」に出演。テレビジャーナリズムの新しい地平を拓いたとして、1998年ギャラクシー賞(放送批評懇談会35周年記念城戸又一賞)を受賞した。2010年よりBS朝日にて「激論!クロスファイア」(毎週土曜日 AM10:00~10:55)開始。2002年4月より母校・早稲田大学で「大隈塾」を開講、塾頭として未来のリーダーを育てるべく、学生たちの指導にあたっている。2005年4月より早稲田大学特命教授。著書多数。

著者: 佐々木俊尚
レイヤー化する世界
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ITを基盤としたシステムそのものが権力化するなか、個人もまた、生きかたの変容を迫られている。これから来る世界はいったいどのようなものなのか。そこでわれわれはどう生きていけばいいのか。斯界の第一人者が、テクノロジーの文明史を踏まえて未来の社会像を鮮明に描き出す。

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著者:森 喜朗、田原 総一朗
『日本政治のウラのウラ 証言・政界50年』
(講談社、税込み1,785円)
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