Wantedly代表・仲暁子
「シゴトでココロオドル人をふやし、個人のパフォーマンス、そして国全体の生産性を上げる」

撮影:竹井俊晴

ウェブ業界最大級のソーシャル・リクルーティング・サービス「Wantedly」。

既存の求人サイトのように「給料・勤務地・福利厚生」などの条件ではなく、Facebookを活用して、会社で働く「ヒト」がどんな想いに突き動かされているかに焦点を置く。つまり「何をするか」より「誰とするか」で、人(企業)と人(雇用者)をつなげるサービスだ。現在、2000社以上の企業、6.5万人以上が利用している。

「Wantedly」を開発し、サービスを提供するウォンテッドリー株式会社代表取締役CEOを務めるのが仲暁子氏(29)だ。京都大学卒業後、ゴールドマンサックス証券に入社、Facebook JAPANを経て、起業。その間、本気で漫画家を目指していた時期もあったという。そして、2012年2月に「Wantedly」をリリースした。

「Wantedly」を通じて、彼女が実現したい社会とは---

Wantedly HPより

「ビジョン」に共感できるチームに、ジョインする

新年、明けましておめでとうございます。Wantedly公式リリースから、2度目の新年を迎えることができました。

私たちの理念は、「シゴトでココロオドル人をふやす」こと。

「シゴトでココロオドル」状態というのは、具体的には、一緒に働く仲間の「ビジョン」「カルチャー」「スキル」がフィットした状態だと思っています。中でも「ビジョン」が一番大事だと思っています。「ビジョン」「カルチャー」「スキル」にあった職場で働けることができる人を、増やしたい。

すなわち、どういうことでしょうか?

世の中にはビジョナリーな会社が沢山ありますが、全部の会社がビジネスとしてすごい勢いで成長しているわけではありません。逆に、ほとんどの業界が今では「成熟産業」といわれ、人を採用するどころか早期退職制度なんかを導入して、人を減らしています。ビジョナリーなだけでは、そこで働く人を増やすことはできない。成長していないと、いけない。

つまるところ、「シゴトでココロオドル人をふやす」というのは、究極的には「世の中の問題を解決しようとした高い志を掲げつつ」、その手段が「しっかりとビジネスが伸びている」業界に、ジョインできる人を増やす、そういう風に捉えられると思います。

まず、優秀な人に、伸びている業界のビジョナリーな会社の存在に気づいてもらう。次に、成長産業で働くにあたって足りないスキルがあれば、習得してもらう。

結果、「ビジョン」に共感できるチームに、ジョインする。シゴトでココロ、オドル。

以上のことを堅い言葉で言い換えるならば、Wantedlyが2020までに目指したい2つのポイントにまとめることができます。

第一に、成長産業をさらに伸ばす人材を育成する
第二に、「ビジョナリー」な「成熟産業から成長産業」へ優秀な人を移動させる

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