野球
二宮清純「ナックルボーラー大家、37歳の挑戦」

 東北楽天・田中将大投手の新ポスティングシステムを利用したメジャーリーグ挑戦が球団から認められたクリスマスの日、2013年は独立リーグ「BCリーグ」の富山サンダーバーズでプレーした大家友和投手も記者会見を開き、ブルージェイズとマイナーリーグ契約を交わしたことを報告しました。

 13年、大家投手は21試合に登板し7勝7敗、防御率3.73という成績を残しました。BCリーグには防御率1点台のピッチャーが2人、2点台のピッチャーが11人おり、大家投手の成績は元メジャーリーガーとしては芳しくありませんでした。

 それでも大家投手は「年齢を重ねると体力的には厳しくなるが、ナックルボールは技術が向上すればいいボールが投げられるので楽しみ」と語っています。

魔球習得のきっかけ

 実は大家投手、富山に入団してからナックルボーラーに転向しました。今では投球の8割以上がナックルボールです。右の人指し指と中指を立てるようにして投げます。オーソドックスな投げ方といっていいでしょう。

 大家投手がナックルボールに興味を持ったのは、レッドソックス時代です。ティム・ウェークフィールドというメジャーリーグ屈指のナックルボーラーから握りを教わったそうです。しかし、うまくはいきませんでした。

 本人の回想。「真似しようと思っても真似できなかった。遊びでは投げていたんですが、本番では使えなかったですね」

 レッドソックス時代には広島などでプレーしたジャレッド・フェルナンデスからもナックルボールの投げ方を教わりました。
「彼の師匠は318勝投手のフィル・ニークロ。いろいろと教えてくれたのですが、やはり僕には無理でしたね」