立ち読み電子図書館
2013年12月29日(日)

クラウドワークス吉田浩一郎『世界の働き方を変えよう』~第3回~
燃料電池の展示会の企画と立ち上げで学んだこと

upperline

吉田浩一郎『世界の働き方を変えよう』(総合法令出版)第二章より抜粋

燃料電池の展示会の企画と立ち上げで学んだこと

著者の吉田浩一郎氏

ともかくも、ようやく壁を乗り越え、入社して3年ほど経った頃には責任者として新規事業を立ち上げるチャンスに恵まれた。それは、当時黎明期を迎えたばかりの新エネルギーである燃料電池に関する展示会の企画と立ち上げである。

今でこそエネルギーの国際的な大規模展示会を手がけているリードだが、それまではエネルギーに関する事業にはまだ手をつけていなかった。

自社に実績のない新しい業界を担当するということは、自分でゼロから業界図を描くことからスタートする必要がある。資料を読み漁ったり、各種のセミナーに足を運んだり、関係者が集まるミーティングに出席したりして、どの企業や大学がどこまで研究を進めているのか、どこがどれくらい力を入れているのか、牽引役となっているのはどこなのかなどを明らかにしていく。そして、展示会に出展しそうな企業をリストアップしてアプローチをしていった。

そのアプローチを通して石積社長から教わったことがある。それは優秀な経営者には、真にポジティブな経営者と、実は非常にネガティブな経営者の2通りがいるということだ。優秀な経営者には共通点があり、どちらも声が大きく、弁が立ち、発言力がある。そして、その発言が周りに影響を与え、結局はその人の意見が通っていく。展示会を運営していく上で、ネガティブな経営者の声に影響を受けてはいけないから「この人はどちらなのか」をしっかり見極めないといけない。

それでは、いったいどこで見分けるのか。優秀でかつ真にポジティブな経営者が目的としているのは「産業を発展させること」だ。それに対して、優秀だが実は非常にネガティブな経営者の目的は「自分が主役になること」だ。一見同じに見える優秀な経営者だが、ここに両者の間の到底埋めることのできない大きな差がある。真にポジティブな経営者と共に歩むことが重要であり、一方で業界を発展させていくためには、ネガティブな経営者であっても味方につけていくことが重要である、と。

世界の働き方を変えよう
著者= 吉田浩一郎
総合法令出版/1,470円(税込み)

◎内容紹介◎

「最短15分で仕事のマッチングが可能に」「最年長ユーザーは85歳」「会員登録は世界135カ国」「フリーランスにも正社員と同じ福利厚生を提供」 等々、「時間と場所を選ばない新しい働き方」を実現するための様々な斬新な取り組みを打ち出している株式会社クラウドワークス。
本書は、前半でもともとは役者志望だった創業者・吉田浩一郎氏が様々な紆余曲折と挫折を経て、クラウドワークス創業1年余でクラウドソーシング業界トップ に躍り出るまでの経緯と秘訣を明らかにし、後半で世界的に勃興するクラウドソーシングビジネスの最新事情と、多様化する21世紀のワークスタイルの中で、 ビジネスパーソンがどのように仕事と向き合っていくかを提言。巻末にライフネット生命保険社長・岩瀬大輔氏との特別対談を収録。

⇒本を購入する AMAZONはこちら / 楽天ブックスはこちら

次ページ 実際に私が経験した例を挙げよう…
1 2 3 次へ

このエントリーをはてなブックマークに追加 RSS
関連記事


underline
アクセスランキング
1時間
24時間
トレンドウォッチ