集中連載「健康市場の〝黒船〟」 第1回 「サプリの表示緩和」が、厚労省・製薬企業・医師一体の「利権」を揺さぶる

2013年12月25日(水) 井上 久男
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今回の規制緩和の動向を虎視眈々と狙っているのが外資メーカーやその関連企業である。規制緩和やTPPによって業界に「黒船」が来航しようしているのである。米国トップブランドである「ニュートリライト(アムウェイ製)」や「ネイチャーメイド(大塚製薬傘下の米国企業製)は日本に攻勢をかける動きを見せている。一方で受けて立つ日本勢もだまってはいない。ファンケルなども商品力をさらに磨き、店舗に専門員(管理栄養士など)を置く体制を強化して備えている。

いずれにせよ、今回の日本の規制緩和によって玉石混合だった日本のサプリ業界の淘汰が始まり、優良企業しか生き残れないとの見方も出始めている。

アベノミクスによるこの規制緩和が業界にどのような波紋を投げかけているのか。あるいは健康食品の利用者数は国内に約2000万人いるとされているが、今後、消費者にどのような影響が出てくるのかについて、次回以降2回の記事で論考していきたい。

〈第2回につづく〉

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