テレビのヨミカタ
2013年12月25日(水) 高堀 冬彦

NHK新会長・籾井勝人氏はどうやって視聴者の「信頼」を獲得するつもりなのか

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NHKの新会長が、三井物産元副社長で日本ユニシス特別顧問の籾井勝人氏に決まった。JR東海出身で、1期三年を務めた松本正之会長の後任として、1月末に就任する。

就任決定にあたり、新聞各紙はご祝儀的に歓迎するような記事を載せ、本人も大張り切りに見えるが、現実には前途多難だろう。

誰がトップに立っても論調を変えることはできない

籾井氏はNHK内での記者会見で、「昔、NHKの言うことは正しいと信じていた。もっと信頼を高めるNHKにしたい」と、抱負を語った。

まるで今のNHKが正しくないと言わんばかりだ。

事実、政権内には特定秘密保護法などをめぐるNHKの報道が偏っているとの批判があり、財界にも原発を否定するような番組などに不満がある。どうやら、そんな論調を変える腹づもりらしい。

ところが、皮肉なことに視聴者側の見方は異なり、NHKが実施した7月の世論調査によると、8割近くの視聴者が放送全般について「公平・公正」と答えている。偏っているのは政権側と財界側であるようだ。

次ページ では、実際に籾井氏がNHKの論…
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