スポーツ

[虎四ミーティング]
清水宏保(スピードスケート)<後編>「超一流は大きく見える!?」

2013年12月27日(金) スポーツコミュニケーションズ

身体を隅々まで使いこなす

二宮: 不屈の闘志で逆境に立ち向かってきた清水さんですが、身長は162センチと小柄で、決して恵まれた体格ではありませんでした。それでも190センチのジェレミー・ウォザースプーン(カナダ)に代表されるような大型選手たちと“最速”を争ってきました。大きな相手から威圧感を感じたことはなかったですか?
清水: 食事の場とかで会ったりすると、“うわぁ、本当に大きいな”と感じるのですが、氷の上に立てば、不思議とそれを感じませんでしたね。

二宮: むしろ、見ている私たちには、清水さんが身長以上に大きく感じられたような気がします。それは自信に依るものでしょうか。
清水: 自信もありますが、隅々まで身体を使いこなしていたのだと思います。それで動き自体が大きくなっていたのでしょう。やはり外国勢は、身体は大きいけれども、隅々まで使いこなせているかといえば、そうではないと思うんです。

二宮: 「いい選手は大きく見える」と。それはおもしろいですね。確かに超一流のスポーツ選手は、実際よりも身体が一回り大きく見えます。大きく見えること自体、アスリートとしてはひとつの資質と言っていいんでしょうね。
清水: 大きく見える選手は、身体をうまく使いこなせていることに加えて、しなやかでもあると思います。滑っていて、フッと手の位置が乱れても、すぐに立て直すことができる。それは、指先までうまく力が抜けているからなんです。

二宮: なるほど。ソチ五輪での活躍が期待される女子ジャンプの高梨沙羅選手も身長152センチと小柄です。でも、飛んでいる時は見違えるように大きく感じます。
清水: 確かに、すごく大きく見えますね。僕も初めてお会いする方には「あれ、意外に小柄なんですね」と言われたりしますよ。

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