ブラジルW杯BEST8への道 18 大研究ザックジャパンC組勝ち上がりの戦略戦術

vs.コートジボワール 6/14 レシフェ
90分を通して集中し相手のスキを突く

短期決戦のW杯で最も大事な初戦。舞台は、コンフェデレーションズ杯のイタリア戦を行ったレシフェのアレーナ・ペルナンブーコだ。

「アフリカ勢に特有のスピードやパワーだけでなく、プレミアリーグで活躍するヤヤ・トゥーレをはじめ欧州リーグで活躍する選手が多く、戦術的にも洗練されているチーム。とはいえ、11月の欧州遠征で示したように、強豪国相手でもある程度ポゼッションできるようになったので、日本が組み立てる時間が多くなるでしょう」

スポーツライターの小澤一郎氏が指摘するとおり、コートジボワールのサッカーは欧州のスタイルに近い。〝アフリカのオランダ〟と称されるように、フィジカルとスピードを活かした多彩な攻撃が大きな武器。特に、ローマに所属するジェルヴィーニョの切れ味は要警戒だ。マッチアップする内田篤人の〝対人の守備力〟が問われるだろう。

'98年大会以降、初戦に勝利したチームのグループリーグ(GL)突破率は約85%に上る。逆に、負けると突破率は9%に満たない。

絶対に負けないために日本に守備的な選択肢が必要と見るのは、スポーツライターの元川悦子氏だ。

「オランダ、ベルギー戦で見せた数的優位を保つ守備をもっと研ぎ澄ませていかないと、個の力でねじ伏せられてしまう可能性が高い。センターバックを替えることも考えるべきでしょう。スピード対策でいえば森重真人が上げられますし、対人に強い闘莉王という〝劇薬〟も一考の余地があるでしょう。いっそ、3ボランチにしてもいいかもしれません」