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ソーシャル・メディアは今、どこに向かっているのか? 【前編】テレビとの関係: ツィッター上で番組の脚本を事前公開、フェイスブックは動画広告を開始
コムキャスト「See It」機能の説明ページより

今や私達の社交や仕事に欠かせないツールとなったソーシャル・メディア。これまでのBtoC(個人向けサービス)から、BtoB(企業向けサービス)へとビジネスを拡張する中、その現状と未来を、前・後編の2回に分けて分析・展望する。

まず前篇では、社会的な影響力や消費者の購買意欲などに大きな意味を持つ「テレビ」との関係を見てみよう。

テレビとの連携を図るツィッター

ソーシャル・メディア、特にツィッターは最近、新たなビジネス・チャンスを模索する中で、テレビとの連携を深めている。

たとえば今年11月には、米メディア・コングロマリットのコムキャストが、ツィートの内部にテレビ番組への視聴を促す「See It」ボタンを挿入し始めた。このボタンにタッチすると、スマホやタブレットの画面全体に当該のテレビ番組が再生される(ただし当初は、コムキャスト傘下にあるNBC Universalが所有する一部の番組に限定される)。

また今月に入ると、米国の大手ケーブル・テレビ局「TNT」が、新番組(ドラマ)の放送前に、その脚本をほぼ丸ごとツィッター上に公開して話題となった。あらかじめ視聴者にシナリオを小出しにして知らせ、それによってツィッター上で番組への「Buzz(関心)」を徐々に盛り上げ、放送時に最高潮に達することを狙った試みだ。

「Mob City(ギャングの街)」というタイトルの同番組は、1940年代のロサンゼルスを舞台にマフィア(暴力団)の抗争を描く連続ドラマ。1話の長さはCMも含め60分で、これが全部で6回放送されて完結となる。初回は米国時間の12月3日(水)の晩に放送されたが、この初回放送分の脚本のみが事前にツィッター上で公開された(その記録は今、ウエブ上に残されている)。

@MobCityTNTより
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