賢者の知恵
2013年12月22日(日) フライデー

ヒクソン・グレイシー(400戦無敗の男)告白「私の次に強かった奴」

friday
upperline
'59年生まれ、ブラジル出身。幼い頃からグレイシー柔術を学び、'80年にレイ・ズールとの試合でプロデビュー。'94年初来日し、以降日本人格闘家を次々と粉砕。「400戦無敗の男」として人気を集める〔PHOTO〕丸山剛史

私は6人の日本人格闘家と戦ったが、日本のファンの間では、髙田延彦との戦いが印象に残っているようだね。しかし、私がファイターとして尊敬しているのは、中井祐樹であり船木誠勝だ。

髙田延彦とは'97年と'98年の2度戦い、いずれも腕ひしぎ十字固めで勝利。日本格闘界の威信をへし折った〔PHOTO〕乾晋也

いまだから明かせるが、私は船木との試合中に、負けることはもちろん、殺されることも覚悟していた。実は、私はグラウンドでの攻防の際に船木のパンチを顔面に受けて、左の眼窩底を骨折してしまい、眼がまったく見えなくなってしまったんだ。

幸い船木はこのアクシデントに気付かず、私から離れてくれた。そこで攻撃に転じ、船木を倒してチョークスリーパーで仕留めたが、あれは最大のピンチだったと言っても過言ではない。

スリーパーを決めたときも、彼はギブアップしなかった。失神したために試合が終わったが、彼はギブアップするぐらいなら死を選んだに違いない。船木は間違いなく戦士であり、サムライだった。日本が誇るべき人物だよ。

2000年の船木戦を最後にリングを降りた「400戦無敗の男」ヒクソン・グレイシー。引退の真相、日本人選手との試合の裏側を聞いた。

次ページ 日本人はUFCに不向き
1 2 次へ

このエントリーをはてなブックマークに追加 RSS
関連記事

最新号のご紹介

underline
アクセスランキング
1時間
24時間
トレンドウォッチ