不正・事件・犯罪
検察は5000万円に新札がないか一枚ずつ調べている!「天狗」から一転、守りの弱さを露呈した猪瀬都知事は、都議会とマスコミ、そして特捜の猛攻に耐えられるか
傲慢と強欲のツケ [Photo] Getty Images

好き嫌いはあるにせよ、作家・評論家時代、猪瀬直樹氏の舌鋒の鋭さは見事だった。政治家や官僚などが適当に誤魔化そうとすると、「詭弁だよ!」と、間髪を入れずに突っ込んだ。

攻めに強い人は守りに弱いという。それにしても、これだけ説明が食い違い、堂々と受けて立つ気概に欠け、おどおどと汗をビッショリかきながら説明している様子を見ると、指導者としての資質に欠けているように思えてならない。

しかも猪瀬氏には、彼を守ろうとする友人・知人、同僚・部下がいない。副知事として5年、怒鳴り上げ、罵倒してきたツケが回ってきた。

攻勢続く都議会、「ポスト猪瀬」に走る石原氏周辺

意外にもろい神経に、人望のなさ――。都議会自民党や石原慎太郎前都知事の周辺は、今回の事態を「歓迎はしないが、ある程度叩かれるのは、東京オリンピック招致の成功で天狗になっているから丁度いい」という見方だった。しかし、ここまで弱点が明らかになると、「次の都知事選を想定、準備しなければならなくなった」(石原氏周辺)という声が強くなってきた。