シリーズ 2020年の世界から見た2014年の日本9
~あなたの仕事、時給5ドルで引き受けます~

oDeskのトップページより

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文: 笛木克純

世界中から最適な働き手を探し出す

oDeskというクラウドソーシング・サービスをご存知だろうか。業務の発注者と世界中のフリーランサーを結びつける、いわゆるジョブマーケットプレイスとして、世界有数の規模を誇るサイトである。

サイトの中を覗いてみると、日々数多くの仕事が世界中から登録されており、また、それぞれの仕事に世界中のフリーランサーが応募している。そして、価格・納期・スキルなどの条件面で双方の希望が折り合えば、ウェブサイト上で契約が成立し実際にサービスが提供される、という仕組みとなっている。

このoDeskを見て、まず驚かされるのは、サイト上で発生している取引の規模と、その取引を支えている登録フリーランサーの厚みだ。例えば、ウェブサイトを覗いてみると、2012年において登録された仕事は150万件、フリーランサーの数は450万人に上っている。

また、登録フリーランサーの提供している仕事の内容を見ると、ウェブサービス故にシステム関連業務が充実しているのはもちろんのことだが、総務・経理・人事といった企業のバックオフィス業務、翻訳・調査・ヘルプデスクなどの専門業務など、提供されている仕事の内容は多岐に渡る。中小規模の企業であれば、本社機能のほとんどをこのサイトから調達できるといっても過言ではない。

さらに特筆すべきは、サービスが提供されている価格である。oDeskでは発注者がフリーランサーを5段階で評価する仕組みが導入されているが、例えば帳簿業務(Bookkeeping)で4つ星ランクのフリーランサーは、時給5ドル未満でも約1,500人、秘書(Personal Assistance)業務であれば同一条件で約9,600人が登録している(2013年11月現在)。登録者のプロフィールを見ると、その多くは新興国の出身者であり、国境を越えて世界中の発注者にサービスを提供している。

そして、このクラウドソーシングの波は日本にも訪れている。ここ数年で、日本国内でもランサーズクラウドワークスなど多くの企業がジョブマーケットプレイス市場に参入しており、最近では大手ポータルサイトのYahoo! Japan もこの領域に参入している。言葉の壁が崩れてしまえば、日本企業の多くのホワイトカラーの雇用は、世界中のフリーランサーとの競争に一気にさらされることになる。 (参照:http://toyokeizai.net/articles/-/21474

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