賢者の知恵
2013年12月02日(月) 週刊現代

ご存知でしたか 日本人の9割がヤンキーになる 1億総中流の時代はよかったなぁ

週刊現代
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住む場所も食べ物も、仕事も価値観も全く違うヤンキーとエリート。この現実は、「格差」という言葉ではもはや説明できない。すでに日本は、欧米のような「階級社会」の時代に突入しようとしている。

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「このままだと日本はヤンキーだらけの国になってしまうに違いない、私はそう感じています」

と語るのは、書評家・ライターとして活躍する豊崎由美氏だ。豊崎氏は、もう10年ほど前からこの「1億総ヤンキー化」説を唱えているのだという。

「昔はどこの家にもそれなりに子どもがいました。しかしいまでは、子だくさんなのはヤンキー家庭だけで、普通の家庭やインテリの家庭は子どもを育てようとしない。やがて普通の家庭の子まで、ヤンキーだらけの世の中で生き残るために、自らヤンキー化することを選ぶでしょう。ますますヤンキーは増え、そうでない人は淘汰されてゆくのです」(豊崎氏)

格差社会の到来と言われて、もう何年が過ぎただろうか。10月に厚生労働省が発表した調査によれば、国民の所得格差の大きさを示す数字「ジニ係数」は過去最大となった。しかもこれは2年前の'11年当時の数値である。いまこの瞬間にも、日本人の間の格差は広がり続けている。

歯止めのかからない格差拡大。それにともなって、豊崎氏と同じように「ヤンキーが日本を覆い尽くすのではないか」という不安を抱く人が増えている。

ヤンキーという言葉から多くの読者が想像するのは、きっとこんな若者たちの姿だろう。ダボダボのズボンを穿いて、髪型はパンチパーマかリーゼント、眉毛は剃り落としている。コンビニの前や盛り場にたむろし、夜な夜な改造バイクにまたがって、爆音を立て暴走行為にふける—。

だが、こうした古いタイプのヤンキーは、最近めっきり減っているという。暴走族雑誌「ティーンズロード」編集長などを務めた比嘉健二氏が言う。

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