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プロに聞いたこれが来年3月までに儲かる「投資術」
この半年で大儲けした人が「どうやったか」を明かす

まず、いますぐにでも動きだしたほうが良さそうなのが前項で紹介した「IPO(新規上場)バブル」投資。

「実はこの11~12月末にかけては、東証マザーズで毎週のように新規上場銘柄が出るという、かつて例のない一大イベントが控えています。10月にマザーズの売買高は月間の過去最高を更新しましたが、年末にかけてはさらに投資熱が過熱するでしょう。ここを逃す手はありません」(金融情報提供会社マーケット・ウォーク代表の鮎川良氏)

では、マザーズ市場で儲ける「投資術」とはいかなるものか。

「新規上場銘柄はソーシャルネット系が多いので、同業種の銘柄を探すのが定石です。さらに、注目すべきは12月6日に上場予定のオンコリスバイオファーマ。癌と重症感染症に対する新薬開発を行うバイオベンチャーですが、過去を振り返るとバイオ関連が12月に上場すると、その後の数ヵ月は『バイオ相場』と言われるほど関連銘柄が盛り上がる傾向があります。

個別銘柄を物色するのが面倒な人は、マザーズ全体の値動きに連動する『マザーズ・コア上場投信』などを仕込み始めてもいいでしょう」(前出・鮎川氏)

もちろん「IPOバブル」投資以外にも、チャンスはいくらでも転がっている。

たとえば東京証券取引所が来年1月から、「JPX日経インデックス400(JPX400)」という新しい指数を導入し始めるが、これが市場に与えるインパクトが巨大なものになる。

「これまでの指数の代表格である日経平均は、東証一部に上場する銘柄から流動性の高さなどを基準に225社を選び、その株価などから値を算出しています。しかし、日経平均に採用されている銘柄の中には、収益性が低いものも含まれており、問題視されていた。

そこで、JPX400はより投資家目線の指数を作るという目標のもと、きちんと収益を確保している企業を、東証一部だけではなく、二部、マザーズ、ジャスダックから厳選して400社を選ぶという形になったのです」(外資系証券アナリスト)

先回りできる

それがどんなインパクトを市場に与えるのか。まず言えるのは次のことだ。

「これまで日経平均には入っていなかったけれど、新しくJPX400には採用される銘柄に、機関投資家の『買い』が入ります。特に、世界最大規模の年金ファンドといわれる、国民の年金を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)がJPX400採用銘柄に投資すると言われているので、株価上昇がかなり期待できます」(SBI証券シニアマーケットアナリストの藤本誠之氏)

要するに、いまから先回りしてそうした銘柄に投資しておけば、値上がり確率が高いということ。では、これまで日経平均には入っていなかったが、新たにJPX400に採用される銘柄とは—。

「東証マザーズ銘柄の中では、ネット大手のサイバーエージェントと格安航空のスカイマーク。ジャスダック銘柄では、今年『パズドラ』が大ヒットしたガンホー・オンライン・エンターテイメント、日本マクドナルドホールディングス、100円ショップを運営するセリア、自動車骨格部品メーカーのジーテクト、業務用通信カラオケ最大手の第一興商などが該当します」(前出・藤本氏)

一方で、従来の日経平均の採用銘柄だが、JPX400で〝選考漏れ〟した会社の株は、機関投資家が手放す可能性が出てくる。

「具体的には、パナソニック、オリンパス、リコー、シャープなどの電機系大手。金融業界では、大和証券グループ本社、三井住友海上火災などを抱えるMS&ADホールディングス、損保ジャパンなどを抱えるNKSJインシュアランスグループホールディングス。ほかにもマツダ、東京電力、日本郵船や、経団連会長を出している住友化学が該当します」(前出・外資系証券アナリスト)

MCPアセット・マネジメント証券チーフストラテジストの井上哲男氏は、こんな「投資術」を勧める。

「JPXの採用基準の一つは、企業の収益性を測るROE(自己資本利益率=当期純利益÷自己資本)が平均的に高い値を保てていること。国内外のファンドはすでにROEを投資の尺度として重要視している。ROEが高くて、かつ配当性向の高い銘柄はさらに人気が高い。

めっき薬品大手のJCU、人材派遣大手のアウトソーシング、ソフト販売などを行うシステムインテグレータ、個別指導塾『TOMAS』で知られるリソー教育、ログハウスなど自然派住宅に強いアールシーコアなどの会社がそれにあてはまります」

こうした先へ投資しておくのは手かもしれない。

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