伊藤博敏「ニュースの深層」
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かくして電通子会社はLED照明で詐欺にあった 警視庁組対4課はその「闇」を照らせるか

2013年11月21日(木) 伊藤 博敏
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電通ワークスは刑事告訴した 同社の公式サイトより

 被害発生から2年以上が経過、広告代理店「電通」と、同社100%子会社「電通ワークス」が警視庁に相談していたLED照明に絡む架空取引疑惑は、組織犯罪対策4課が、11月8日、容疑の会社などを家宅捜索、解明に向けて動き始めた。

 私が、本コラムで「電通、JFE、全農・・・日本有数の巨大組織を飲み込むLED照明の「闇」」と題して記事にしたのは、昨年4月26日のことだった。

 取材のきっかけは、電通ワークス、鉄鋼大手・JFEホールディングスの子会社「JFEエンジニアリング」、全農の紙パック部門である「全農ハイパック」といった大手が、12年3月期までにLED照明部門でトラブルを発生させ、撤退を表明、同時に法廷闘争に持ち込んでいたからだ。

 取材の過程で、問題の所在は明らかとなった。

脇の甘い大企業は典型的なブローカービジネスに嵌った

 省エネブームとともに、「寿命が40倍で消費電力が2分の1」というLED照明の事業化熱が、顧客を大量に抱える大企業に高まった。
 そこで子会社を通じて参入するのだが、そこには海千山千のブローカーたちがいて、脇の甘い大企業を、見事に型にハメ、蟻地獄に誘い込んだ。

 そんなブローカーの"巣"のひとつを訪れたことがある。ワンフロアに何社もの会社が置かれ、デスクも電話もいっぱいあるのだが、ビジネスを手がけている様子はない。

 

次ページ  いずれも、基本的には「蛍光灯…
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