所蔵品の3Dデータを公開! スミソニアン博物館のデジタルイニシアチブ「Smithsonian X 3D Explorer」
「Smithsonian X 3D Explorer」のトップページのスクリーンショット

米ワシントンD.Cにある国立スミソニアン博物館(Smithsonian Museum)は、1億3700万点もの作品が所蔵される世界最大級の博物館群。2010年からのデジタル化推進5ヵ年計画「Digitization Strategic Plan」に基づき845万点のデジタル記録をオンラインで公開するなど、所蔵品のデジタル化にも積極的に取り組んできました。

そしてこのほど、この取り組みをさらに大きく前進させるイニシアチブが誕生。2013年11月13日、「1億3700万点すべての所蔵品をスキャンし、3Dデータ化する」という壮大な目標を掲げ、オンラインプラットフォーム「Smithsonian X 3D Explorer」が開設されました。

所蔵品の3Dデータをオンライン上で公開

所蔵品の3Dデータ化は、文化遺産の恒久的な保存に寄与すると考えられています。シタバチ類などの小さな生物からインドネシアの石灰岩洞窟「Liang Bua(リアンブア)」のような遺跡まで、大小問わず、あらゆる物体は3Dデータで記録することが可能です。これによって、文化的資産の劣化や破損に備えることができます。

また、スミソニアン博物館では、その所蔵品の多さゆえ、一度に展示できる作品の量は、全体のわずか1%にとどまっています。そこで、「Smithsonian X 3D Explorer」では、世界中からいつでもどこでも、より多くの所蔵品が閲覧できるよう、所蔵品の3Dデータをオンライン上で公開しています。

ウェブブラウザにビジュアル表示された、リンカーンのライフマスクの3Dデータ

現在、第16代米大統領エイブラハム・リンカーンのライフマスクや、ライト兄弟が開発した飛行機ライトフライヤー号(Wright Flyer)など、20点あまりの3Dデータを掲載。マウスを使って、物体を回転させたり、拡大したりと、ウェブブラウザ上で様々な角度から所蔵品をじっくり鑑賞することができます。

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