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2013年11月21日(木) 小林 雅一

原発の事故現場など、危険な環境下で作業する汎用ロボットの競技会まで間近

DRCのトップページより

世界初となる災害対策ロボットの競技会「DARPA Robotics Challenge(DRC)」が、開催まであと1ヵ月と迫った。

DRCは、米DARPA(国防高等研究計画局)が主催する、極めて高度な次世代ロボットの開発コンテストだ。そのきっかけは、福島第一原発の事故にあるとされ、放射能汚染など人間には危険過ぎる環境下で、人間に代わって事故処理を行うロボットの開発を目指している。

当初の計画は昨年10月に発表され、ここに米国を中心に世界8ヵ国から26の研究・開発チームがエントリーした。今年6月の、シミュレーション・ソフトを使った予選を経て、来月の中間競技会(本物のロボットを使った競技会)には15チームが出場する(日本からは東京大学情報理工学系研究科・情報システム工学研究室からスピンアウトしたSCHAFT社など2チームが出場する)。ここで、さらに絞り込まれた数チームが、2014年12月に開催される最終競技会に駒を進める予定だ。優勝チームには賞金200万ドル(約2億円)が授与される。

劣悪な環境でも作業できる実践的ロボットを開発

DRCが目指すのは、高度なAI(人工知能)を搭載した汎用・自律型ロボットの開発だ。こうした特徴は専門用語では「Supervised Autonomy(指揮下での自律性)」と呼ばれるが、もっと平たい言葉で言うと、「人間が簡単な命令を下すだけで、あとはロボットが自分で判断して仕事をしてくれる」という意味だ。

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