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「辺野古移転」正式発表を控え 沖縄にカジノ併設ホテルの建設計画が急浮上!
キャロライン・ケネディ駐日米大使[Photo] Getty Images

 沖縄県宜野湾市の在日米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設問題に進展がありそうだ。

 そもそも、橋本龍太郎政権下の1997年11月、前年4月の普天間飛行場返還の日米合意(橋本首相・モンデール駐日米大使会談)を受けて、政府は辺野古移設を決定した。

 それから15年余、歴代政権が何度も試みた普天間移設は成就しなかった。
 ところが、昨年12月に第2次内閣を立ち上げたばかりの安倍晋三首相のもとで辺野古移設が実現する可能性が高くなりつつあるのだ。

安倍首相は年末にも「辺野古移転」を正式発表

 早ければ年末にも、安倍首相は、11月15日に着任したキャロライン・ケネディ新駐日米大使と共同会見して「辺野古移設」を正式発表する。

 その成否のカギを握るのは、仲井眞弘多沖縄県知事である。
 安倍首相は年明け早々の2月、訪米しバラク・オバマ大統領との首脳会談で念願の日米同盟再構築を果たした。そして間髪入れず翌月、政府は辺野古沿岸部埋め立てを仲井眞知事に申請した。

 仲井眞知事は12月11日、沖縄県議会で一般演説を行う。
 恐らく、同21日の会期末後、そして24日に閣議決定される2014年度政府予算案の「沖縄振興予算」の中身を精査した上で、辺野古沿岸部埋め立て許可を発表するのではないか。

 移転先の名護市長選挙は来年1月19日。現時点では、移設反対派で再選を目指す稲嶺進市長に対し、保守系候補の末松文信県議(自民党)と容認派の島袋吉和前市長に分裂していることもあって、現職優勢との見方が支配的だ。
 だが、石破茂自民党幹事長の要請を受けて、保守系容認派が末松氏に一本化できれば、大接戦になると言われている。

 そうだとしても、名護市長選前に仲井眞知事が埋め立てを承認することが前提となる。
 安倍政権にあってこれまで沖縄側と普天間移設問題を協議してきたのは、菅義偉官房長官、岸田文雄外相、小野寺五典防衛相、山本一太沖縄・北方担当相など数多いが、仲井眞知事との太いパイプを持つ菅官房長官が実質的な「政府代表」である。知事との信頼関係も厚い。

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