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「当てに行くのでなく、どう転んでも、自分が勝つ状況を作る」投資の先輩に教わった貴重な言葉です。

FX業界の急成長企業、マネーパートナーズ。斬新な取引ツール、さらには手数料世界最安とも言われる両替サービスなどの新機軸を打ち出し、成長してきた企業だ。同社を擁するマネーパートナーズグループは、'05年の創業後、'07年にはジャスダック、今年5月には早くも東証一部上場を果たした。同社・奥山泰全社長(42歳)は、'90年代に120万円を5億円超にまで増やした伝説の投資家。彼に、社長の風景と投資のコツを聞いた。


「当てに行くのでなく、どう転んでも、自分が勝つ状況を作る」投資の先輩に教わった貴重な言葉です。おくやま・たいぜん/'71年、三重県生まれ。'94年、慶應義塾大学商学部を卒業し、澤公認会計士事務所へ入所。'99年11月にシムビジネスコンサルティング監査役へ就任。'02年4月、トレイダーズ証券執行役員就任。'06年8月、マネーパートナーズ社長に就く。著書に『株式投資入門の入門』(東洋経済新報社)など
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太っ腹

非常におトクな情報があります。海外へ行くためドルやユーロへ両替する時、いままでは約3%の手数料がかかっていたと思います。1ドル=100円として、仮に30万円を3000ドルに換えたら手数料は約9000円。

しかし弊社なら約600円しかかかりません。世界レベルでは検証していませんが「日本国内最安」とは責任を持って言えます。なぜもっと利を乗せないかといえば、商売の原則は「先義後利」、先に皆様へ利益をご提供したいからです。

リアルマネー

為替業者にとって、デジタルデータ上で取引し、残高を計算するのは簡単です。しかし、リアルマネーを調達し、偽札がないかチェックし、間違いなくご本人にお渡しするシステムの維持にお金がかかります。

しかし弊社は7年前から安価な両替の実現をめざし、お金の受け渡し場所となるべき空港と交渉を重ね、スペースが空くのを待つなどし、2年前から成田、羽田、関西国際空港、セントレアに現金受け渡しカウンターを設けました。弊社はむしろ赤字です。しかし、両替をしてくれた方の何人かに1人が、これをきっかけにFXを始めてくださればそれでよいのです。

長く持つ

弊社はFXと証券業をやっています。私は、為替は短期売買、株は長期保有がよいと思っています。英米には「株を長く持っている人が利益を上げている」というデータがありますし、私も「アップルの株を買ったら何万倍になっちゃった」といったパターンが株の醍醐味だと思います。

投資家に比較的高齢な方が多いのは、この「長く持つ」楽しみをご存じだからではないでしょうか。一方、為替は、日米のドル円レートが何万倍になることは事実上ありえないので、短期かな、と思います。