[アイランドリーグ]
徳島・島田直也監督「オリックス育成指名の東、守備のスペシャリストに」

中日ドラ2・又吉は勝負球を磨け

 先のドラフト会議では東弘明がオリックスから育成指名を受けました。昨年は指名ゼロだっただけに、彼の名前が出た時はホッとしました。と同時に、この1年間、頑張ってきた選手たちのことを思うと、指名が1人だけ、かつ本ドラフトでのNPB入りが叶わなかったことを悔しく思います。

 東に関しては課題の打撃が向上し、ようやく1、2番を任せられる選手になりました。昨オフも熱心に練習し、「NPBに行きたい」との気持ちが十二分に伝わってきましたね。もちろん意欲だけで指名されるほどNPBは甘い世界ではありませんが、強い思いが本人を変え、この結果をもたらしたことは間違いないでしょう。

アイランドリーグの4年間で打率は.255が最高だが、今季は打球が鋭さを増した。

 彼の売りはショートの守備です。NPBではまず、この点を最大限にアピールしてほしいと感じます。東のところへ打球が飛べば安心して見ていられるとの評価が固まれば、「1軍の守備固めで使ってみようか」と支配下登録の道が開けるはずです。フィジカル面やバッティング面のレベルアップは言うまでもありませんが、そのためには何より守りから試合に出ることが必要です。東には自分の武器を見失うことなく、完璧な守備を求めてほしいと思います。

 アイランドリーグではもうひとり、香川の又吉克樹が中日から2位指名を受けました。彼の武器はサイドから投げるスピードボール。こういったタイプはNPBでも少なく、独立リーグ史上最高の評価につながったのでしょう。2位となれば即戦力として注目されますが、1軍で活躍するためには取り組むべきことがたくさんあります。

 何より1年を通じて投げ抜く体力づくりは必須でしょう。最多勝(13勝)に輝いたとはいえ、相手ベンチから見ていても夏場は調子を落としていました。体を鍛えることで、スタミナに加え、スピードボールに磨きをかけてほしいと思います。そして、又吉の代名詞となるようなウイニングショットを確立してほしいものです。ストレートに比べると変化球の精度はNPBレベルでみればまだまだ。しっかり勉強して、ぜひ1軍に定着してほしいですね。