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2013年11月07日(木) 小林 雅一

米NSAによる空前の監視体制: 世界各国で危機感が募らないのはなぜか?

10月26日、ワシントンDC。NSAの監視活動に抗議する人々〔PHOTO〕gettyimages

先週、米主要紙がNSA(米国家安全保障局)の世界的監視システムに関する続報を立て続けに流した。

"NSA infiltrates links to Yahoo, Google data centers worldwide, Snowden documents say" The Washington Post, October 31, 2013

●"No Morsel Too Minuscule for All-Consuming N.S.A." The New York Times, November 2, 2013

●"Documents Show N.S.A. Efforts to Spy on Both Enemies and Allies" The New York Times, November 2, 2013

まずワシントン・ポストによれば、NSAはグーグルとヤフーの海外データセンターに不正アクセスし、いわゆる「メタ・データ」と呼ばれる送・受信者情報や文書、音声、映像などのデータを、無断で大量に入手していた。その量は今年1月の時点で、1ヵ月間に約1億8000万件に上っていたという。

一方、ニューヨーク・タイムズによれば、NSAの監視対象リストには、イランや北朝鮮、キューバのような米国にとっての敵国ばかりでなく、フランス、ドイツ、日本、ブラジルのような同盟国も含まれている。特にフランスやドイツなどには「外交上の優位性」、日本やブラジルなどに対しては「経済上の優位性」を確保するために、そうした通信傍受活動をしているのだという。

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