伊藤博敏「ニュースの深層」
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暴力団必要悪論はもはや不要だ!3メガバンクへ金融庁が一斉立ち入り検査

2013年11月07日(木) 伊藤 博敏
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[Photo] Bloomberg via Getty Images

 金融庁は、5日、みずほ、三菱UFJ、三井住友の3メガバンクグループに、一斉立ち入り検査を開始した。
 みずほ銀行が、オリエントコーポレーション(オリコ)を通じた提携ローンで暴力団員に融資していた問題に絡み、検査によって3メガバンクの共通の課題を見つけ、問題があれば正そうとするもの。また、衆議院財務金融委員会は、「みずほ融資」を13日に集中審議することを決めた。

 金融界には、金融庁の攻勢や連日のように続くマスコミ報道を「騒ぎ過ぎ」とみる向きもある。

金融庁・マスコミ・政界が反社融資を徹底解明へ

 オリコの8000億円(みずほ銀行分)の提携ローンのうち、問題になったのは2億円だけじゃないか---。

 こうした"本音"がある業界だからこそ、暴力団など反社会的勢力(反社)への融資が絶えず、みずほ銀のように問題を放置した。これを機に、金融庁とマスコミ、それに政界が、反社融資を徹底解明しようとするのは正しい。

 一斉立ち入り検査でチェックされるのは、「反社との関係」だけでなく「中小企業向け融資のチェック」なども含まれるが、反社が最大のテーマであるのは間違いなく、本格的に調査を行えば、疑惑融資、問題融資が数多く発覚するハズだ。

 実は、反社融資が本格的に問題になってからまだ日が浅い。

 

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